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いいピアノを弾きたい

ベートーヴェン ソナタ1番1楽章

2009年05月22日 | 音楽教室
ベートーヴェンの作品2-1.作品2!です。
彼にとっても最初のピアノソナタなのですから記念すべき作品でしょう。
ボンの星であったベートーヴェンがウィーンのハイドンの許で勉強を始める。
ボンの友人たちは彼のために何度も送別会を開いて激励していた。
「たゆまぬ努力を持ってモーツアルトの精神をハイドンの手から受け取りたまえ」byワルトシュタイン伯。

どうもベートーヴェン側の資料から読み取るとハイドンさんは超多忙でベートーヴェンのために時間を取ってくれなかったようで、ハイドンがロンドンに行くと「らっきー!」と対位法の大家にみっちりフーガをしこんでもらっています。
そんな若き25歳の時の作品はハイドンの香りのする主題を見事にハイドンの上をいく和声展開をもって(笑)堂々としたベートーヴェンらしい毅然とした作品であります。

とにかく出だしの5つの4分音符が難しい。同じ方向 ASの音に向かっているのですが白鍵と黒鍵が混じっているので、あっちむいたりこっちむいたりしがち。
次の3連符だってやっかいです。
 よく課題に「ベートーヴェンのソナタ」とあるとやはり初期から、と思うのが人情ですが、初期も中期も後期も同じように技術的な基盤が必要だし、音が少ないから(サリエリか!?)ふんどしを締めなおして(明治生まれか!?)正座して(どこに正座すんねん!)取り組みましょう。(きっぱり)

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