サンパウロの庶民的生活

わたしの半径1メートル以内で考えたことや感じたことをつづってみようと思います。

クリスチャニズモな歯医者さん

2014-05-21 06:42:20 | Weblog
 家庭で子どもが生まれる、増える、という事は、問題が増えるということだと、前に翁に言われた。
 さすが、人生の師匠の言葉に間違いはない。
 子どもの生まれつき悪かった上の乳歯2本が、6歳にして脱灰して無くなっている。
 不思議なもので歯根だけは残り続け、腐っている。そこから菌が入って歯茎が膿み続けてきた。何度も歯医者に行ったけれど、ほっといても永久歯に問題はないという事で、痛がるわけでもなく、放っておくしかなかった。
 それが、最近、上の歯茎の上の方から牙みたいなものが出てきたということで、見てみると、確かに、上の歯なのに、とがった歯が上に向かって生えてきている。
 異常な永久歯だと、心穏やかでなかったところ、いよいよ再び信頼できる歯医者さんに行くと、一言、「乳歯の根」という事だった。
 歯茎が膿んでいるせいで、永久歯が生える前に乳歯の根が押し出されてしまったらしい。
 そんなこんなで、いつも子どもの診療は無料のかなり腕のいいクリスチャニズモな名刺がデザインの歯医者さん。とがった牙も、口の中を傷つけないように表面を丸く研磨してくれた。
 思ったより乳歯の根は長いことを知ったけれど、抜ける時には歯根吸収されて、あの短い乳歯となって抜けてくるらしい。