サンパウロの庶民的生活

わたしの半径1メートル以内で考えたことや感じたことをつづってみようと思います。

朋あり、遠方より来たる

2008-12-26 19:52:29 | Weblog
 「朋あり、遠方より来たる」なんていう言葉は、習った中国古典の言葉でもなぜか頭から離れないのは私だけかな? 
 ブラジルにいて、日本から懐かしい友人が訪れてくれることは、本当に、この言葉がピッタリ当てはまり、まさに楽しからずや
 
 昨日は7年前、ブラジルに着たばかりのころ知り合った友人が、奥さまを連れて年末のわずかな休暇を利用し、強硬日程でサンパウロに立ち寄ってくれた。ほんとうにセンスあふれるご夫妻で、なんと色々なお土産をいただいた中で、日本のお米までいただくことになってしまった 
  
 日本米。ブラジルでは国産の水稲が販売されていて、いろんなブランドもあり、普通においしくいただける。ところが、ここ一年で、値段が倍に高騰。はっきりいって、エンゲル係数が上がってしまう。というわけで、近頃はブラジル人に習い、陸稲(値段が日本米の半額)に合うおかず(つまり、フェイジョンをメンイにした食卓が週の半分以上)を作り、日本米の代わりに、日本米と同じ値段だけれど、健康嗜好で玄米を食べている。ブラジル風だけど何を作ってもなぜか微妙に和風(つまり薄味)なのが我ながら不思議なところ 

 そんなこんなで、おそらく世界中で暮らす日本食を愛好する人々にとって、日本米は最高に贅沢なお土産かもしれない。それをスマートに選択してしまう友人は真の国際人だと、ひそかに再認識するにいたった

 サンパウロはここ数日雨季真っ只中。午後はスコール。でも、空気はよくなるし涼しくなるし、どちらかといえば雨季の方が心地いいかな