マッシーの日本寸評

「日本を少しでもいい国に、住みやすい社会に」との思いから政治、経済、時事問題を感性の赴くまま自由に批評します。

首相の「育休取得率目標85%」言及に思う

2023-03-19 14:49:24 | プロ野球

昨日何気なくテレビを視ていて首相の突飛な「育児男子の育児休暇取得率について85%を目標に」発言が気になった。

育休休暇に関しては「希望者全員が取得できるように全力で頑張る」といっておけば事足りるように思うが(最終目標としての「出生率」ならともかく更にアバウトな)育児休暇取得率に85%という中途半端な数値目標を設定すること自体どんな意味があるのだろう。

首相は以前にも子育て予算や防衛費などで倍増をアピールしたがその実、中身が詰まってなくて若干の混乱や顰蹙を招いたことがあった。

首相の「とにかくムードを先に高めたい」という意識は分からないでもないが難しいテーマで組織を動かそうとすれば「地に足がついた活動」が重要だ。

育児休暇取得は子育て支援策の中の1つの要素ではあるが主柱ではない。

今待ったなしの子育て支援は場当たり的ではなく大局観と時間軸の中で着実に進めてもらいたいと思うのである。

 

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黒海上空に「未来の戦争の姿」を見る

2023-03-18 09:22:28 | ウクライナ紛争

先日黒海上空で米国の無人偵察機とロシアの戦闘機が衝突したというニュースがあった。

色んな報道をつなぎ合わせてみるとロシア機が米国無人機に油を撒いて偵察妨害を試みたが迂闊にもプロペラに接触してしまった、というのが実態のようである。

米国の無人機は証拠を残さないため自ら墜落、ロシア機は何とか基地までたどり着いたようだが結局ロシア側の未熟さ、幼稚さだけが印象に残った。

無人機と有人機が衝突すれば間違いなく有人機の失態である、・・・とにかく有人機側の損害がべらぼうに大きいからねぇ。

それよりも筆者が印象に残ったのは軍事専門家たちの「米国無人機の遠隔操縦を本土のネバダから行っていたのではないか」という指摘である。

ネバダから遠隔操縦って? なんか未来の戦争の姿を見る思いである。

今回は「無人機VS 有人機」の偶発的な出来事だったがいずれ「無人機VS無人機」の確信的な武力行動が現実に起きるだろう。

兵士の生命に直接関わるわけではないが戦争のゲーム化、エンタメ化を見るようでなんか空恐ろしくなる。

 

 

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日韓関係正常化の第1歩に思う

2023-03-17 11:30:08 | 政治

昨日日韓トップが首相官邸で会談しその後記者会見を行っていた。

質問に立った記者は日韓それぞれ1名だけでちょっと物足らなさと消化不足を感じたがそれでも「シャトル外交再開」など一定の成果は評価でできる。

懸案だった元徴用工の問題は韓国大統領がキチンと対応してくれるんだろうねぇ。

それにしても韓国大統領の訪日は12年ぶりだって・・・?、近くて遠い国だったねぇ。

安倍ー文在寅時代の二国間は本当に冷戦状態だった。

それが岸田ー尹錫悦時代を迎えてこんなに変わるなんてねぇ・・・・、結局「政治は人なんだ」と思わざるを得ない。

1つ気になるのは北朝鮮政策だ。

文前大統領は北朝鮮との融和政策を採っていたが尹大統領はどう動くのか?

我が国の一連の拉致被害者対応も影響を受けるはずだ。

もし上手く立ち回ってもらえるのなら夕食会のハシゴ接待も安いものだ。(笑)

 

 

 

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2023年の春闘動向に思う

2023-03-16 10:07:26 | 経済

昨日政労使会議なるものが開催されたようだがそれに先立ち各労使交渉の現場ではもう「満額回答」が相次いでいる。

「筆者の知っている企業で満額回答以外の会社ってあったっけ?」という感じである。

三菱重工はなんと49年ぶりの満額回答だっていうし、・・・もう経営側もみみっちいことを言っておれない雰囲気である。(笑)

しかし手放しで喜んでいる場合ではない。

このブログで何度も指摘したことだが中小企業がカヤの外に置かれてはいないか、ということだ。

大企業はそれなりに収益力があり内部留保も潤沢なところも多い。

しかし中小企業は賃上げしようにもその原資にこと欠くところが少なくない。

無理して賃上げを実施しても会社が傾くようなことがあれば元も子もない。

下請けGメンが頑張れば、といってもそれは大企業の下請け関係にある企業が該当するだけであって多くの独立事業者にとっては無縁の話だ。

気がかりなのは今春闘で恵まれた労働層とそうでない労働層の格差が一層広がることだ。

この問題は昨日開かれた政労使会議で論議されたのだろうか。

政府の役割や仕事はまだまだ続く。

 

 

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「ヌートバーって誰?」から一転・・・

2023-03-15 10:58:45 | スポーツ

日本が予選リーグで文句なしの全勝を果し準々決勝にコマを進めたが選手の中での人気の中心は何といっても大谷とヌートバーだろう。

大谷は戦前から話題沸騰だったが一方でヌートバーはほとんど無名だった。

筆者などは「ヌートバーって誰?」「貴重な選手枠に無名選手を充てるのはもったいない」と考えていたから今から思うと恥じ入る限りである。

好走守3拍子揃いの好選手は性格もいい。

「ニッポンダイスキ」「ガンバリマス」などたどたどしい日本語も愛嬌だがあのペッパーミル・パフォーマンスも日本中を魅了した。

今では日本プロ球界のどこかが大枚をはたいて彼をスカウトするのではないかという噂もあるほどだ。

スター選手の一方的な流出に悩むNBLにとって悪い話ではない。

一体栗山監督はどうやって彼を見つけどんな手でWBCに引っ張ってきたのかねぇ・・・。

これを機会に日米球界の交流が進めばこんなに素晴らしいことはない。

たっちゃん、よくやった。

 

 

 

 

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