マッシーの日本寸評

「日本を少しでもいい国に、住みやすい社会に」との思いから政治、経済、時事問題を感性の赴くまま自由に批評します。

米大統領によるガザ停戦協議の超楽観見通しに思う

2024-08-18 09:30:46 | 国際問題
このところバイデン米大統領のガザ停戦交渉に関する発言が紙面を賑わせている。
その中身と言えば「停戦協議が合意に近づいている」というものだ。
バイデン氏と言えば2年半前のロシアのウクライナ侵攻直前に、「ロシアの侵攻」を(確信をもって)予言していたことを昨日のことのように思いだす。
これが諜報機関の情報収集力か、と思ったものだ。
翻って今回のガザ停戦交渉の行方だがバイデン氏が提示している停戦条件はザックリいえば①ガザ地区からのイスラエル完全撤退②ハマスによる人質の全員開放③ガザ復興着手、とされる。
これではとてもハマス側がのむとは思われないがバイデン米大統領は驚くほど楽観的なのだ。(これがプロパガンダというものか?)
本来、停戦協議、仲裁というものは中立であるべきで一方的であってはいけない。
イスラエル、ハマス両者の合意点は奈辺にあるのか?もっと双方の立場に立って話を詰めるべきではないか。
もとより筆者は「合意」を否定するものではない。
いやむしろ「合意」に向けて停戦条件をエジプトやカタール(そしてハマス)の意見も聞きつつ見直したらどうだろう、ということだ。
でなければ折角の努力も水泡に帰すだろう。
今回はバイデン氏の発言を信じることが難しい。



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