ロシアがウクライナに侵攻してから3年・・・、当初から双方とも下りられない、収束方法が難しい案件になりそうだと思っていた。
案の定、両国は決め手を欠き戦火は一進一退、ロシアにとっては屈辱的ともいえる自国の一部侵略も許した。
しかし3年も経てば流石に体力の消耗と厭戦気分は抗いがたく双方ともに停戦の糸口を模索するようになってきた。
そんな時に登場したのが米国のトランプ大統領だ。
米国はもう「世界の警察官」の地位を降りたはずなのに「アメリカ・ファースト」を掲げるトランプ氏は都合よく「人道主義」を振りかざして躊躇なく介入する。
そしてウクライナの意向に耳を傾けることなく収束シナリオを認めレアアースという自国の権益だけはちゃっかり手に入れる。
本来この種の問題はウクライナ、ロシアの両当事者が仲介者と同じテーブルについて着地点を見出すべきだが今の進め方ではウクライナは「蚊帳の外」に置かれたままだ。
そして「領土の線引き」にしても「NATO 加盟可否」にしても一方的にことが進められようとしている。
こんなことが認められるようでは小国は堪ったものではない。
国際社会はこの悪しき前例となる「弱肉強食」をなんとしても排除すべきではないかと思うのである。
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