マッシーの日本寸評

「日本を少しでもいい国に、住みやすい社会に」との思いから政治、経済、時事問題を感性の赴くまま自由に批評します。

習主席の史上最大のジレンマに思う

2022-03-19 10:56:07 | 政治
昨日バイデン米大統領がテレビ電話で習中国主席と会談したということだ。
その中で米大統領はロシアのウクライナ侵攻に関して中国がロシアを支援するようなことがあれば結果が伴うと警告した。
結果の具体的な中身については明らかにしなかったようだがそれだけに不気味である。
国際社会の多くがロシア制裁に傾いている中で中国の姿勢はあいまいである。
ウクライナ侵攻を実行したロシアへの制裁を明確にすれば(中国が目論んでいる)台湾侵攻の実行は自己矛盾をきたす。
この際国家間であろうが国内問題であろうが人道上変わりはないからねぇ。
かといってロシアの行動を是認するようなことがあれば今度は中国が矢面に立たされる。
台湾統一はおろか「一帯一路構想」もおかしくなりかねない。
「あちらを立てればこちらが立たず、こちらを立てればあちらが立たず」、まさに国家主席が直面する史上最大のジレンマなのだ。
恐らく中国および国家主席としては「世界平和に向けて努力していく」との原則論を盾にしつつロシア経済封鎖の動向を見守っていくのだろう。
友好国ロシアの政変も回避したいのでギリギリの線を模索していく構えだと思う。





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