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朝日新聞岩瀬賞【福祉の部】入院児と家族のサポート32年 病気の子ども支援ネット 遊びのボランティア

2023-10-08 14:42:42 | 社会

社会課題の解決やSDGsの達成へと地道に行動する人たちを応援する「SDGsジャパンスカラシップ岩佐賞」(SDGs岩佐賞)の第3回受賞者が9月30日(土)に公表されました。SDGs ACTION!では、受賞者の方たちの活動内容をご紹介します。(Sponsored by 岩佐教育文化財団)
活動名:子どもを亡くした親へのグリーフケアクッキング教室
福祉の部 賞金300万円

 子どもの入院は、家族にとって大問題です。
パパやママが入院に付き添っている間、残っている家族はどうやって暮らす? 
病院でのママやパパの食事は? 
日々の困りごとは誰に相談すればいい?──。
 私たち「病気の子ども支援ネット 遊びのボランティア」は、1991年の設立以来30年以上にわたって、こうした様々なニーズに向き合いサポートをしてきました。
 その一つが、遊びのボランティアです。国立国際医療研究センターで長期入院している子どもたちのもとを週1回訪れ、ボードゲームやアクセサリー作り、バルーン遊び、編み物など、色々な遊びを楽しんでもらっています。この時間は、日々つらい治療に向き合う子どもを元気づけるだけでなく、親にとっては貴重な休憩の時間にもなっています。
 また、付き添っている親のために、栄養バランスの整ったお弁当を安価で提供したり、話し相手になったりする活動のほか、一時退院の際の荷物預かり、買い物代行、きょうだいの預かりなど、細かな困りごとのお手伝いもしています。

「夢中で作って、おいしく食べることが大事」という、グリーフケアクッキング教室
 コロナ禍においては、医療従事者を少しでも応援しようと、国立国際医療研究センターと東京女子医科大学病院に、1年半で計3500食のサラダを届けました。この活動をSNSでお知らせしたところ、野菜や果物、缶詰などの支援が全国から寄せられ、大変ありがたかったです。
 そして、いま新たに力を入れているのが、「グリーフケアクッキング教室」です。きっかけは、小児脳腫瘍(しゅよう)で息子さんを亡くした母親から「親同士の交流の場がほしい」と言われたこと。みんなで一緒に料理をしてみてはどうかと、昨年5月にクッキング教室を開いてみたところ、大好評。その後10カ月間で24回も開催し、のべ59人が参加してくれました。深い悲しみと孤独の中にいる親たちがその思いを分かち合い、少しでも心を開放できる時間になればと考えています。
 私たちの活動は、学生や主婦、保育士、教員、会社員など多様なボランティアの方々に支えられています。病気と闘う子どもたちや家族の置かれている状況を多くの方に知っていただき、今後も支援の輪を広げていきたいと思っています。

受賞コメント
 この度はありがとうございます。私たちの団体は寄付だけで運営をしているため、賞金は大変ありがたいです。子どもを亡くした親の支援のほか、病気の子どもと家族を支えるための様々な活動に活用させていただきます。


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