・穏やかな平穏の心を得るために、第一に必要なものは周囲の人達に多くを期待しないことである。
・超然の術(art of detachment)を身につけるために必要な訓練は、自己規制の習慣を培い、人生の厳しい現実への貴重な手引きとなる。
・患者を診ずに本だけで勉強するのは、まったく航海に出ないに等しいと言えるが、半面、本を読まずに疾病の現実を学ぶのは、海図を持たずに航海するに等しい。
・読書家には4種類の型がある。
1) 無差別にすべてを吸い込む「海綿型」
2) 取り入れるそばから零してゆく「砂時計型」
3) 葡萄酒の滓だけが残って、肝心のアルコール分がとんでしまった葡萄酒を入れる「皮袋型」
4) 最上のものだけを選り分けて保存しておく「篩型」
この「篩型」まで到着するには長い年月を費やさなければならない。
・医術、それを最大限自分のものとするには、終始一貫、理想を追求しなければならない。
・Learn from each patient.
それぞれの患者さんから学びなさい
・年輩の教師がこういう(受容力の低下と現場環境の変化に対応できない)嘆かわしい状態に陥らないようにする唯一の防御策は、若く、受容性があり、進歩的な精神の持ち主である20代の人たちと交わって生きることである。
・教育をいっさい行わない病院は一流の仕事をしているとは言えない。
・学問はただ読書するだけのものではない、(中略)学問で重要なのは、それを実際に生かすことである。実際に生かせない学問は、学問でないのに等しい。
・一般の医師は、世の人々のために熱心に働く。この自己犠牲を伴う献身的な態度が、ひいては立派な仕事の刺激となるのである。
・古今の偉大な魂に触れることによって、史上の優れた人物との交わりを通して知識のうま味を味わうことである。偉大な人物の中から自分が心から慕える人を何人か選んで、その人達の著書を系統的に読み始めていただきたい。
オスラー
① 旧約・新約聖書
② シェイクスピア
③ モンテニュー『エセ―』
④ ブルターク『英雄伝』
⑤ マルクス・アウシリウス『自省録』
⑥ エピクテトス『要録』
⑦ トマス・ブラウン『医師の信仰』
⑧ セルバンテス『ドン・キホーテ』
⑨ エマーソン
⑩ オリバー・ウェンデル・ホームズ『旬の食事』
日野原重明「日本の医学生のためのベッドサイド・ライブラリー」
① ウィリアム・オスラー『平静の心-オスラー博士講演録』
② マルクス・アウレリウス『自省録』
③ プラトン全集
④ フーフェランド『医戒』
⑤ シェークスピア『マクベス』
⑥ トルストイ『イワン・イリッチの死』
⑦ ヴィクトール・ E・ フランクル『夜と霧』『それでも人生にイエスという』
⑧ マルティン・ ブーバー『我と汝』
⑨ エリクソン・H・エリクソン『老年期-生き生きしたかかわりあい』
⑩ サン・テグジュペリ『星の王子様』
⑪ ヘルマン・H・ ホイヴェルス『人生の秋に』
⑫ ミッシェル・M・フーコー『臨床医学の誕生』
⑬ シンリ―・ソンダース『Living with Dying』
⑭ 細川宏『病者・花-細川宏遺稿詩集』
⑮ エーリッヒ・フロム『愛するということ』
⑯ リルケ『リルケ詩集』
⑰ アン・モロウ・リンドバーグ『海からの贈り物』
⑱ エリック・J・キャセル『癒し人のわざ』
⑲ 夏目漱石『思い出す事など』
⑳ 日野原重明『医の道を求めて-ウィリアム・オスラー博士の生涯に学ぶ』
・Use your five senses.
五感を用いよ
感想;
「古今の偉大な魂に触れることによって、史上の優れた人物との交わりを通して知識のうま味を味わうことである」
自分の人生だけの経験でなく、先人たちが経験してことを学ぶことで自分の人生に生かすことができます。
オスラー博士の言葉もまさにその一つです。
日野原重明先生が尊敬された方だけに、視線が患者さんのためにできることをして来られ、そして後輩を育てて来られたのでしょう。
・超然の術(art of detachment)を身につけるために必要な訓練は、自己規制の習慣を培い、人生の厳しい現実への貴重な手引きとなる。
・患者を診ずに本だけで勉強するのは、まったく航海に出ないに等しいと言えるが、半面、本を読まずに疾病の現実を学ぶのは、海図を持たずに航海するに等しい。
・読書家には4種類の型がある。
1) 無差別にすべてを吸い込む「海綿型」
2) 取り入れるそばから零してゆく「砂時計型」
3) 葡萄酒の滓だけが残って、肝心のアルコール分がとんでしまった葡萄酒を入れる「皮袋型」
4) 最上のものだけを選り分けて保存しておく「篩型」
この「篩型」まで到着するには長い年月を費やさなければならない。
・医術、それを最大限自分のものとするには、終始一貫、理想を追求しなければならない。
・Learn from each patient.
それぞれの患者さんから学びなさい
・年輩の教師がこういう(受容力の低下と現場環境の変化に対応できない)嘆かわしい状態に陥らないようにする唯一の防御策は、若く、受容性があり、進歩的な精神の持ち主である20代の人たちと交わって生きることである。
・教育をいっさい行わない病院は一流の仕事をしているとは言えない。
・学問はただ読書するだけのものではない、(中略)学問で重要なのは、それを実際に生かすことである。実際に生かせない学問は、学問でないのに等しい。
・一般の医師は、世の人々のために熱心に働く。この自己犠牲を伴う献身的な態度が、ひいては立派な仕事の刺激となるのである。
・古今の偉大な魂に触れることによって、史上の優れた人物との交わりを通して知識のうま味を味わうことである。偉大な人物の中から自分が心から慕える人を何人か選んで、その人達の著書を系統的に読み始めていただきたい。
オスラー
① 旧約・新約聖書
② シェイクスピア
③ モンテニュー『エセ―』
④ ブルターク『英雄伝』
⑤ マルクス・アウシリウス『自省録』
⑥ エピクテトス『要録』
⑦ トマス・ブラウン『医師の信仰』
⑧ セルバンテス『ドン・キホーテ』
⑨ エマーソン
⑩ オリバー・ウェンデル・ホームズ『旬の食事』
日野原重明「日本の医学生のためのベッドサイド・ライブラリー」
① ウィリアム・オスラー『平静の心-オスラー博士講演録』
② マルクス・アウレリウス『自省録』
③ プラトン全集
④ フーフェランド『医戒』
⑤ シェークスピア『マクベス』
⑥ トルストイ『イワン・イリッチの死』
⑦ ヴィクトール・ E・ フランクル『夜と霧』『それでも人生にイエスという』
⑧ マルティン・ ブーバー『我と汝』
⑨ エリクソン・H・エリクソン『老年期-生き生きしたかかわりあい』
⑩ サン・テグジュペリ『星の王子様』
⑪ ヘルマン・H・ ホイヴェルス『人生の秋に』
⑫ ミッシェル・M・フーコー『臨床医学の誕生』
⑬ シンリ―・ソンダース『Living with Dying』
⑭ 細川宏『病者・花-細川宏遺稿詩集』
⑮ エーリッヒ・フロム『愛するということ』
⑯ リルケ『リルケ詩集』
⑰ アン・モロウ・リンドバーグ『海からの贈り物』
⑱ エリック・J・キャセル『癒し人のわざ』
⑲ 夏目漱石『思い出す事など』
⑳ 日野原重明『医の道を求めて-ウィリアム・オスラー博士の生涯に学ぶ』
・Use your five senses.
五感を用いよ
感想;
「古今の偉大な魂に触れることによって、史上の優れた人物との交わりを通して知識のうま味を味わうことである」
自分の人生だけの経験でなく、先人たちが経験してことを学ぶことで自分の人生に生かすことができます。
オスラー博士の言葉もまさにその一つです。
日野原重明先生が尊敬された方だけに、視線が患者さんのためにできることをして来られ、そして後輩を育てて来られたのでしょう。
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