ビーチクリーン、北風漕ぎは要注意

今月のビーチクリーンは今年一番の寒さの日

閑散としたマイフィールドは誰もいないと思ったら、清掃時間になると車の中から一人二人、道路向こうからグループが、何処からともなく人が集まってくる。

「おはようございまーす」「寒いですねえ」「いよいよ冬ですよ」「今日はビーチクリーンだけ参加なんですよ」

そんな会話を楽しみながら、ショップで用意してくれたトングやビニール袋を携えていつもの絨毯作戦を開始する。

風がやや強いが富士山は低い雲の中


風波に寄せられた山側のゴミ、置いて行かれた浜側のゴミを、ひとつひとつ拾い集める
　　　　　　

ビニールロープを拾おうとしたら、砂に埋もれた漁具網や籠、プラスチックがまとわりついている。
一度手を付けたら砂の中に戻す訳にいかなくなる。

男性軍何人かで交代しながらゴミ置き場まで引きずり運搬することに、一にいの三、１・２の３と掛け声で力をひとつに集中する


「お疲れ様でしたー」と全員暖まったところで今月のゴミ談義、ゴミの種類や量で数日間の天候が推測できる


ゆっくりと着替えて出艇することに、この時期になるとクラブハウスも混雑なくマイペースで過ごすことができる。

沖合は北風とうねりが見える、要注意のコンデションである。

こんな日の出艇は、シンプルに目の前の波に突っ込むイメージでＯＫ、しかし上陸には要注意で波に揉まれて自分のカヤックで怪我をしたりする。

小波を楽しめるが、油断できないコンデションである


北風が強い、想像以上に進路が妨げられる、こんなときは焦らずじっくりとパドリングすることにしている。

不意に沈しても、周りには誰もいない日である


ペン立てを作成する小石を集めたい、シーグラスを集めたい、今日の目的は長者が崎への上陸だけである。

誰もいない岬、ＳＵＰパドラーはコンデションを選ばない
　　　　

帰るときは南風に変わっている、うねり波に巻き込まれないように大回りで、焦らず粘り強く丁寧なパドリングに心がける。

決して沈してはいけない日である


曇天でも、遠くに伊豆大島が見える日


いつもより孤独なパドリングだった気がする。
寒さと厳しさを感じる海だったけれど、目的は達成できた一日になりました。


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