ポーランドからの報告

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定年後のセカンドライフ①-「穴場」としての中欧旅行

2007年02月02日 | こぼれ話

先日ご紹介した 野村総合研究所(著) 『2010年の日本』 に、またまた面白いデータが出ていたのでご紹介します。

   

2010年の日本―雇用社会から起業社会へ


NRI「団塊世代のセカンドライフに関するアンケート調査」 によると、定年後にしたいことの第一位が「国内外への旅行」なのだそうです。「鉄道やフェリーで諸国漫遊の旅をしてみたい」など、セカンドライフをはじめるにあたってしてみたいことに「国内外への旅行」をあげた人が、実に68%と他を引き離してダントツの一位という結果になりました。

特に今年2007年から2010年にかけては、戦後のベビーブーマー時代、いわゆる団塊の世代が一斉に定年を迎える時期です。その数およそ700万人、その退職金だけでも、50兆円といわれています。最近は円安・ユーロ高や石油高からの航空運賃の高騰などで以前に比べ海外旅行がし難くくなりましたが、それでもいまだ日本は経済大国であることがわかります。したがってこのアンケート調査の通り、今年あたりから定年退職者の旅行が格段に増えてくるものと予想されます。現役のころ仕事に追われてしたくてもできなかったことを、時間がたっぷりある今、思う存分にしてみたいという人は、大変多いのです。

しかしこれら団塊世代のシニアトラベラーが、これから限られたところに押し寄せると、旅行先の国でいたるところ日本人だらけということにもなるかも知れません。例えば気軽に行ける旅行先、例えばヨーロッパならスペインやフランス、またはスイスや北欧の保養地などには、日本人旅行客が殺到することが予想されます。別に各地で日本人だらけでも、悪くはないとは思うのですが、ここはせっかくだから、旅行の「穴場」にでかけてみるのもよいのではないでしょうか?

というわけで今日は、この場を借りまして、改めて「旅行の穴場」としてのポーランド旅行を、皆様にお勧めしたいと思います。

かつて「鉄のカーテンの向こうの未知の東欧の国」であったポーランドも、90年代に体制が変わり、いまや新しく「中欧」として生まれ変わりました。そこでぜひ、日本人の旅行客の方に、ポーランドを訪れていただきたいと思います。国内に13のユネスコ世界遺産を抱え、ヨーロッパでは有名な観光大国であるポーランドも、残念ながら隣国のチェコやハンガリー、ドイツと比べ、まだまだ日本人観光客の間では知名度が低いようです。ヨーロッパ旅行の「穴場」としての、ポーランドの魅力について、沢山の皆さんに知ってもらえたら、と思います。


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