ポーランドからの報告

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国際女性デー

2007年03月08日 | 文化

今日3月8日は、国際女性デー(International Women's Day)でした。

国際女性デーとは、ドイツの社会主義者であるクララ・ツェトキンが、1910年にコペンハーゲンで行なわれた国際社会主義者会議で、「女性の政治的自由と平等のために戦う記念日を設けること」を提唱したことが始まりといわれています。

ポーランドでは、国際女性デーのこの日に、女性に花を贈る習慣があります。

中央広場のお花屋さんには、イースターの飾りとともに、バラの花が沢山売られていました。そしてこの日は、バラの花を1本もって歩いている男性を、街で沢山見かけます。写真の「3」「5」とあるのは、1本3zl、5zlということです。そう、1本から買えるので、とても経済的なのです!そんなわけで、家族やガールフレンド、職場の同僚など、本命から義理まで幅広く、ありとあらゆる女性にお花をプレゼントします。そして男性は、自分用にはウォッカを買うのだそうです。

   

ところで今日のテレビのニュースで、女性にうれしい知らせがありました。育児休暇に関する法律が改正されて、女性がより子供を産みやすくなるそうです。育児助成金の支給対象が、働く女性から学生までと以前より幅広くなるなど、経済的な理由から、子供を産むのをためらっている女性に、政府が後押しをした形です。

ポーランドでも、日本同様、少子化が深刻な問題になっています。というわけで、国際女性デーのこの日、ポーランド人女性にとっては、正直なところ花束よりも格段にうれしいプレゼントになったのではないかと思います。


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