7月18日の日経、「美の美」セクション、「ガウディ かたちの迷宮」。
この記事によると、スペインはバルセロナの建築家、アントニ・ガウディが設計を手掛けた教会、サグラダ・ファミリアが2022年にも完成予定だという。着工から既に120年、完成まだあと100年、200年とも言われていた。しかし、観光収入の増加が完成までの期間をぐっと短くしたようだ。
もともとサグラダ・ファミリアは、寄付のみによってその資金が賄われた。ガウディ本人も自ら寄付を求めて家々を回り、その道すがら交通事故で死んでいる。それが今や工事費用の95%が観光収入で賄われるようになっているそうだ。
単に観光として見てみたいという人も多いだろうが、その入場料が未完の大作の工事費用に使われていると思えば、サグラダ・ファミリア完成に寄与したことになる。完成させたいという思いの集約が1つの事業を突き動かす。ビジネスもこういうものでありたい。
ちなみに、同記事の主題は、実はサグラダ・ファミリアではなく、ニューヨークのグラウンド・ゼロでの跡地計画であった。そこに、ガウディがかつて設計した「アメリカン・ホテル」を建設する構想があったという。5大陸をテーマとして、各大陸を象徴するものや建築様式をふんだんに盛り込んだ、高さ310メートルに及び巨大な鐘楼である。ニューヨークに実にふさわしいだけに実現しないのは残念。
この記事によると、スペインはバルセロナの建築家、アントニ・ガウディが設計を手掛けた教会、サグラダ・ファミリアが2022年にも完成予定だという。着工から既に120年、完成まだあと100年、200年とも言われていた。しかし、観光収入の増加が完成までの期間をぐっと短くしたようだ。
もともとサグラダ・ファミリアは、寄付のみによってその資金が賄われた。ガウディ本人も自ら寄付を求めて家々を回り、その道すがら交通事故で死んでいる。それが今や工事費用の95%が観光収入で賄われるようになっているそうだ。
単に観光として見てみたいという人も多いだろうが、その入場料が未完の大作の工事費用に使われていると思えば、サグラダ・ファミリア完成に寄与したことになる。完成させたいという思いの集約が1つの事業を突き動かす。ビジネスもこういうものでありたい。
ちなみに、同記事の主題は、実はサグラダ・ファミリアではなく、ニューヨークのグラウンド・ゼロでの跡地計画であった。そこに、ガウディがかつて設計した「アメリカン・ホテル」を建設する構想があったという。5大陸をテーマとして、各大陸を象徴するものや建築様式をふんだんに盛り込んだ、高さ310メートルに及び巨大な鐘楼である。ニューヨークに実にふさわしいだけに実現しないのは残念。