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e-Tetsuによる「アート」と「釣り」の生活誌

『日本の金融業界2005』 スタンダード&プアーズ

2005-01-11 | ◆読んでみた
スタンダード&プアーズ社が毎年出している本。前半では金融業界の主要トピックと各業態の分析が行われており、後半では主要金融機関のプロフィールが紹介されている。

格付機関からの視点での業態別分析は、業績に影響を与えると思われる主要動向を網羅しており、大変判りやすい。グラフを多用しているので、直感的に理解しやすい。自分に馴染みの無い業態を概観するには重宝する。カバーしている業態区分は、

・大手銀行
・地方銀行
・生命保険
・損額保険
・証券
・消費者金融
・リース

面白かったのは、邦銀と外銀との比較。特に統合効果についての分析。生保を2グループに分けて戦略の相違を分析しているあたりも面白い。また、消費者金融と銀行の微妙な関係も判りやすく整理されていた。個人的には信託と投信投資顧問を分けて分析してもらえればなお有り難かった。

一方後半のプロフィールは、1社1ページしか割かれておらず、情報量としては物足りないか。

『日本の金融業界〈2005〉』 スタンダード&プアーズ 東洋経済新報社



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