ＮＹ原油１００ドル突破

ＮＹ原油、１００ドル突破し史上最高値更新　ダウ小幅高(朝日新聞) - goo ニュース

NYの先物市場で原油がとうとう１バレルあたり１００ドルを超えた。

原油高の基調が続いた昨年、１バレル１００ドルを越えるのは時間の問題と言われ続けたが、結局一度もそうならなかった。それが、NYで新年の取引がはじまった２日、いともやすやすと１００ドルを超えると、３日もまた１００ドルを越えた商いがされているという。

昨年は１００ドルの大台が市場関係者の心理的なふたになっていたのかもしれない。そのふたはもはやはずれてしまったように見える。

原油高の影響により、ドルは売られ、NYの株価を引き下げた。日本では、取引が始まった今日、日経平均も大きく下げたという。今日近所のエネオスでみたら、レギュラーガソリンがリッター１４９円、ドバイの約３倍。ガソリンや灯油だけでなく、タイヤなど石油を原料にしている製品はさらなる値上げを余儀なくされそうだ。新年早々、原油の高騰で、日本にとってはあまりうれしくない方向に進みそうな気配だ。

一方、産油国であるUAEにとって、原油高が濡れ手に粟、手放しで喜べるかというと、必ずしもそうではない。UAEの通貨ディルハムはドルと連動しているから、ドルが弱くなることにより、輸入品の価格がはね上がる。昨年はドルとのペグの見直しの議論をずっと聞かされていた気がする。今年もそれが続くかと思うと、いささか憂鬱だ。