ドバイ駐在員ノート

一人の中年会社員が、アラブ首長国連邦ドバイで駐在事務所を立ち上げて行く過程で体験し、考えたことの記録。(写真はイメージ)

Unhappy New Year?

2008年01月05日 10時01分42秒 | 暮らす
5日5時50分、セントレア発EK315便で、無事ドバイ国際空港に到着。行きのEK314便と違って、エコノミークラスの座席は6~7割くらい埋まっている。年末年始を日本で過ごした駐在員やその家族だろう、私も3人の知り合いに会ってしまった。

いつものようにeゲートを通り、免税店でハイネケンの瓶12本パックを48ディルハムで購入。バッゲージクレームではそれほど待たず入国ゲートを出て、タクシーで空港の近くのラシュディアというところにあるホンダのサービスショップに行く。日本に帰国する直前の29日、定期点検とずっと不具合だったバック・センサーの修理のため預けておいたホンダMRVを受け出すためだ。

インド人のタクシー運転手は、韓国人か日本人かと聞き(幸いにも中国人にしては上品過ぎるようにみえたらしい)日本人であることを確認する。私がさいふを取り出して紙幣を勘定していると、まだ目的地に到着してもいないのに、おまえは今日最初の客で、朝も早い、チップをくれないかと催促をする。私はチップを自分から要求するような運転手には絶対払わない主義だ。メーターが29ディルハム50フィルスであることを確認した私は30ディルハムを渡す。運転手は、50フィルスのおつりを渡そうともせず、なにやら日本人についての悪口を言い捨てて、去っていった。ほぼ一週間ぶりにドバイに帰ってきた人間の迎え方としてはあまり感心しないが、ドバイに帰ってきたことを実感する。

サービスショップが開く7時まで、まだ30分も時間があるので、守衛室で待たせてもらう。机に置いてある今日付のガルフニュースに目を通していると、ビジネス面のトップに色とりどりの着物を着た女性が並んで立っている写真(上)がのっている。大発会で日経平均が4%下落し17ケ月ぶりの低水準に終わったことを伝える記事だ。サブタイトルはUnhappy New Yearとある。写真に写ったお嬢さん達も、自分の写真が中東の地でこんな風に使われていることをよもや知るまい。

こうしてドバイでの私の新年が始まった。今年も波乱万丈の年になりそうな予感がする。

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