アヒルのミューズ~LOHASの森~

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他人のそら似

2010-06-01 | ミューズのある日のアヒル日記
ときどき、道を歩いていたりすると、
う~ん、あの人、○○さんにとても似てるなぁ・・・
本人かなぁ・・・

と、思うことがある。

俗に、自分に似た人は世の中に3人いると聞いたことがあるが、
勝手に似ていると思い込んでいる場合もあるので、
よくわからない。

実は、数日前、
の仲間もたくさん泳いでいる
目黒川の川沿いの道で、
とてもある人に似ている人に出会った。

30メートルほど前方から、品の良い、
物静かそうなその初老の外国人に気がついたとき、
は、思わず、

Mr.オクレール!!

と叫びたくなった。

ん。その「名前の人」は一体誰かって?
実は、原作はコミック漫画で、
実写化されて人気を呼んだ
「のだめカンタービレ」というドラマと、映画に
フランスの名門音楽院コンセルバトワールのピアノ教師の役で
登場する人物である。

他人のそら似らしき人との遭遇は、
ほかにもあったりするけれど、
その日が、声を出したくなるほど
ある種、興奮したのは、
そのオクレール氏が、ドラマのコンクルーのシーンで、
主人公の女性が演奏するピアノの音を評して、
言ったある言葉が、とても気になっていたからだ。

彼女は、それを“表現してるわけではないよ”。
単なる、ベーベ(赤ちゃん)なのかねぇ・・・

と。

つんまり、演奏家として、
その曲を自分のものとして消化吸収して、
その上でその自分の感じたものを“表現”しているのでなく、
その時の直感で“ただ感じて”演奏しただけ・・・。
ということなのだ。

したがって、その時の精神状態や多くのことに演奏がいい意味でも
悪い意味でも影響され、聞き様によっては、ものすごい“ムラ”を生み出すとでも言ったらいいのだろうか。

この言葉が、とても心に残っていたので、
あやうく声をかけたくなるほどの衝動に駆られたというわけだ。

今でも、そのご人は、間違いなく“オクレール氏”だと疑っていないけれど、
その時、昼下がりの目黒川の散歩を楽しんでいるように見えた“俳優でない”彼に、
声はかけないことにしたがいた。

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空木の華 (香高堂)
2010-06-02 10:59:12
空木の花「うつぎの花」の開花時期は5月下旬、髄が空洞になっているので「空ろ木」が変化して「空木」になったと言う。卯月(旧暦4月)に咲くことから別名「卯の花」と言われ、見た目が雪のようなので「雪見草」(ゆきみぐさ)とも。花言葉は「謙虚」
「夏は来ぬ」の歌を口ずさむ季節に。★「卯の花の におうかきねに 時鳥 早もき鳴きて しのび音もらす 夏はきぬ」佐佐木信綱作詞 小山作之助作曲
「うの花のにおう垣根」はウツギが香るのではなく、白い花が美しく映える状態をいっており、ウツギに香りはない。『万葉集』では花のにおいはもっぱら色の表現に使われ、『古今和歌集』になると花の香が注目され、香りは、『源氏物語』になって色彩と並ぶ時代がやってきた。
香高堂曰く=「卯の花は オカラなのだと」
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