スポーツドクターSのざっくばらん

スポーツ障害専門カイロプラクターによる奮戦記。

触診という検査法

2006-10-25 06:19:31 | カイロプラクティック

腰痛で来られる患者さんで予め整形外科で『椎間板ヘルニア』と診断されて来る患者さんがいらっしゃいます。そういう患者さんは大抵MRIなり、レントゲンなどで検査を受けられていて、はっきりとヘルニアがあることを目で確認しています。

腰痛でしかもMRIでヘルニアが発覚した場合、間違いなく腰痛の原因=椎間板ヘルニアという説明を受けることと思います。

確かに間違いではないのですが、果たして椎間板ヘルニアが即、腰痛の原因として断定できるのか、というと必ずしもその限りではないとぼくは思っています。

その証拠に、椎間板ヘルニアの手術をした人の中には、腰痛の症状に全く変化がない(逆に術後悪化するケースもあります)こともあります。このような場合、椎間板ヘルニアが腰痛の原因ではなかったのかもしれません。

つまり他に腰痛の原因があって、それを見逃しているということになりますね。整形外科では画像診断の所見がそのまま原因であると短絡的に結び付けてしまうところに危険性があるというわけです。

カイロプラクターは触診という検査法を多用します。触診ではレントゲンに写らない異常も発見することが可能です。もちろんこれは触診技術のレベルによります。長年患者さんを診ていると、触っただけで異常な感覚を察知することも可能になります。

このような触診によって発見される異常は通常の検査では発見されないことも多いです。カイロプラクターが力を発揮するケースというわけですね。


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