スポーツドクターSのざっくばらん

スポーツ障害専門カイロプラクターによる奮戦記。

岩にかじりついてでも・・・・・

2010-12-10 11:44:20 | スポーツ医学の研究


関節の機能的不安定性・・・・ぼくの研究のコアの部分です。

現在、興味を持っているのは、足関節の機能的不安定性について。

研究を行う際、その入り口でもっとも重要なのは、被験者の選別です。ここで結果は大きく左右されてしまう。

そこで行わなければならないのが、足関節に機能的不安定性があるかどうかの鑑別ですが、現在のところ確立したやり方は存在していません。関節の機能的不安定性については、およそ40年ほど前から提唱されているので、過去にいろいろな検査法が提案されてきましたが、確定的な検査法は未だ存在していないというのが実情です。

当初、既存の検査法を用いて足関節に機能的不安定性を持つ被験者を選別しようと思っていたのですが、どうも感触が今一つ。その検査法に疑念の気持ちが芽生えてきています。自分が信用できないものを採用することはできません。

というわけで、「それならば、自分で検査法を考案してしまえ」、ということで、今そのために始動しています。

コンセプトは、「安い、早い、易しい」・・・そして正確。

高価な機器を用いて検査することは、見栄えが良いし、より精確なデータを得ることができると思います。しかし実用的ではありません。例えばフォースプレートなどは、百万円単位のお金がかかります。そこに三次元動作解析などを加えたら、一千万円以上かかります。

研究室にあるものを駆使して、何とかして信頼できる検査法を考案したいと思っています。

 

来年の目標は、論文を一本書いて、それを海外の学会で発表すること。

岩にかじりついてでも、この目標は達成させます!

 

 

Dr.S

名古屋・岐阜のスポーツ障害専門カイロプラクティック治療院

 

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