交通事故や運動中の怪我などにより、むちうち症と診断されて来られる方がいる。
むちうち症は、レントゲンやMRI等では異常所見は認められないことが多く、その診断は患者さんの自覚症状による。
また、症状の特徴の一つに「症状発現の遅延」がある。
これは、傷害後、しばらく時間が経過したのちに自覚症状が現れること。頭痛や首痛、吐き気などの症状が、数週間後、場合によっては数か月後に現れたりする。
よって、怪我してすぐに全く平気でも油断はできない。もちろん、そのまま何も起こらずに事なきを得ることもあるが、念のために検査・治療を受けておくことをお勧めする。
というのは、事故直後に治療を怠った場合、その後、慢性症状へと発展し、頭痛などの症状が頻繁に起こるようになるからだ(雨や台風が来ると症状が悪化する等)。
こうなると、カイロプラクティックを受診しても、症状改善までに時間がかかってしまうことも多い。
迅速な対応を!