今回は、「染付 透し彫り筆筒」の紹介です。
これは、平成4年に、田舎の地元の骨董屋から買ったものです。
当時、田舎の骨董屋には良い古伊万里は少なくなっていて、この程度のものは、田舎の骨董屋の陳列品としては上等な部類に属していたように思います。
東京の骨董市などに行けば、このクラスの古伊万里は多く見られたわけですが、地元の業者との顔繋ぎの意味で、敢えて地元の田舎の業者から買ったように記憶しています。いわば、義理買いですね(~_~;)
義理買いではありましたが、透し彫りも丁寧ですし、この手の中では、まぁまぁ上等の部類のものかもしれません。
もっとも、最近では、こと手の物でも、東京の骨董市などでも見かけなくなりましたね。ほとんどが、コレクターのところに収まってしまったからでしょうか。
そのことを考えますと、義理買いしていなかったら、この手の筆筒を永久に買い逃していたかもしれません(~_~;)
立面
4面とも同じ文様になっています。
立面の上半分の拡大画像
立面の下半分の拡大画像
斜め上から見た面
上から見た面
底面
生 産 地 : 肥前・有田
製作年代: 江戸時代中期
サ イ ズ : 口径;4.8×4.8cm 高さ;9.3cm