京都童心の会

ほっこりあそぼ 京都洛西の俳句の会
代表 金澤 ひろあき
俳句 冠句 自由律 詩 エッセイなど同好の人たちと交流

フリー句(自由連句)「病癒えたら」の巻

2024-07-02 08:00:51 | 俳句
フリー句(自由連句)「病癒えたら」の巻
病癒えたら御礼参りの巡礼に  金澤輝
桜愛で紅葉愛で行く闇の間を  佐久間照三
月光を頼りに読んだ道しるべ  輝
風邪一つ二週間延期入院は   照三
仕切り直しで草を抜いてる梅雨晴れ間 輝
なるようになるしかないさ蝌蚪の旅 照三
力みを抜けば涼風起こる足元に 輝
冷え症の男は寒いと日向へと  照三
蝸牛殻の中へととじこもる   輝
寝るのに軍手靴下着替の山   照三
暑がりの犬がべろんと板張りに 輝 
笹の舟流れのままに海に行け  照三
七夕を迎える前に雨が来て   輝
子供らのブーイングが届いた夜空 照三
流れ星見間違える人工衛星   輝
帰られぬ場所から帰る人もいる 照三
だまされて戦地に行かされた異邦人の訴え 輝
生と死の狭間に見える彼岸花  照三
六根清浄唱えて登る高野山   輝
御来光霊峰の息吹胸に沁む   照三
何事もなかったように去る嵐  輝
友には友の生活ありてまた会おう 照三
※親友が病になりました。回復を祈っております。

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