各駅停車で

日々の出来事を綴っていきます。
ちょっとピンボケもありかな?

本を読みながら

2017-05-18 | Weblog
新聞の朝刊に目を通していたら、文庫本の発売の広告が載っていました。読みたいと思っていた小説が載っていましたので、午後、早速本屋さんへ出かけました。文庫本を、3冊買い込んでしまいました。このうち2冊は、上下巻ですが、他の1冊は、シリーズ物の外伝となっています。

最近は、新しい本を買っていません。もっぱら、もっている本を引っ張り出してきて、読み返すことをしています。買ったときは、夢中で読んでいましたが、時間が過ぎて読み返してみると、味わいのある箇所があって、なんで、もっとゆっくり読まなかったのかと思うことも、、今回の外伝も、本文中に出てきた出来事の補完的な部分があるのは致し方ないですが、作者としては詳細にと思っていた部分かなと思います。

家に帰って来て、早速、読み始めました。読み始めると、メインのストーリーが思い出されます。順調に読み進んでいったのですが、途中の一遍で、滞りました。本文では、さらっと書かれたいた部分ですが、この背景や、登場人物の気持ちの動きなどが書いてあります。嬉しいことなんだけど、さびしいという気持ちがよくわかる部分で、思わず、胸が締め付けられる感覚でした。読み進むうちに、鼻の奥がツゥーンとしてきて、何時しか涙が出てきて、なんとも情けない状況です。自分が歳をとって涙もろくなったのか、仕事をやめてから心のよろいが少しずつはがれていったのかわかりませんが、、エンディングの部分では、物事が変化すると、、何時までも同じではなく、変わりながら続いていくのだといった、エピソード的な出来事で終わっていました。読み終わってから、しばし、自分の人生を思い返していました。