各駅停車で

日々の出来事を綴っていきます。
ちょっとピンボケもありかな?

告別式

2011-05-01 | Weblog
10時半から告別式です。
昨夜は飲んでから寝たためか、いびきがひどかったと朝息子に言われてしまいました。息子には、自宅へ家族を向かいにいってもらったり、何かと動いてもらっています。

朝の打ち合わせでは告別式での葬送の言葉を私がやることになっていました。その時は挨拶でよいとのことでしたが、実際に式となり、マイクの位置が祭壇に向けられた時は一瞬どうしようと思ってしまいました。いたしかたないので、アドリブで話始めました。気持ちは家内に感謝ということで話を進めました。途中で何を言ってよいのか詰る場面もありましたが、何とか話し終えています。途中で人の一生という話も入れました。空海の小説に出てくる恵果和尚が死ぬ前に空海にいった言葉が印象に残っていて、自分も納得していたのもです。その意味では家内の一生は完結したのだと思います。最後の締めは、ありがとう!としています。

出棺の準備では、葬儀社の方々が頑張って、小さな花束を沢山作ってくれていました。そのため家内の遺体は、花で埋まってしまったように見えました。最後まで花を上手に使って飾り立ててくれたのいは感謝です。花好きな家内は色とりどりの花に囲まれて最後は綺麗でしたね。火葬場までの道のりは、バイパスを使いましたので、家の前を通ることができました。いつもの道を走って送っています。
お骨を骨壷に納め、骨の説明を聞いて、火葬場を後にしました。一旦式場に戻り、一緒に行ってもらった方々にお昼を食べていただき、お開きとさせていただきました。
本当に、身内だけの葬儀でしたが、かえってよかったかなと思っています。

いまは、我が家で花に囲まれて静かに休んでいると言った感じです。この5日間何とか乗り切ってきましたが、さすがに疲れたのか、家に帰ってから皆に休めと言われ、横になりましたが寝られなかったですね。1人部屋で寝ていると涙が出てきてしまいます。人前では涙は見せないようにしていましたが、1人だとだめですね。

葬儀では、さびしい、つらいことばかりではありませんでした。娘が昨年結婚をしましたが式は挙げていません。今回、ご主人のお母様が来ていただけました。こんな時に挨拶も変ですが、これもめぐり合わせかもしれません。すべてが終わってから自宅まで来ていただけました。お話をしている限りでは、家内と話しもあったのではないかと思いました。その後夕食に出かけ、楽しいひと時を過ごすことができ、大変、有り難く思っています。

最後に長くなりましたが、めぐりあわせについて書いて今日の終わりにします。これは以前家内も話していたことです。一昨年、家内が脳出血で緊急入院したことがあります。その時に家内の祖母が亡くなりました。祖母が亡くなったことで、自分は助かったのではないかと話していました。また、昨年8月に病気が見つかり、12月までとの余命宣告も受けていたとき、11月に今度は叔母が亡くなりました。それで、今回ですが叔母の娘が癌の手術を受けて、成功したと聞かされました。ああ、家内は、叔母の娘さんの変わりだったかなと思って次第です。誰かの命をもらいながら最後は自分の命で誰かを助ける、こんな考えも出来るのかなと思っているところです。
今日は、さすがに疲れていますのですぐに寝られるのではないかと思っています。