カナダに修学旅行へ行った横浜の高校生がAソ連型インフルエンザと判明し、
少しホッとしていたら、今度は東京の40代女性が陽性反応が出たため
更に詳細検査を実行中との事。
夕方のテレビでのニュースでも報道していたが、数日中に警戒水準(フェーズ)を
現行のフェーズ5からパンデミックであるフェーズ6に引き上げられる公算が
強くなってきたとの事。
東京の40代女性がA型陽性 米から帰国、詳細検査(共同通信) - goo ニュース
(記事引用)
横浜市は3日、東京都内の40代日本人女性が横浜市内で発熱やせきの症状を訴え、簡易検査で新型インフルエンザと同じA型ウイルスの陽性反応が出たと発表した。市衛生研究所で詳細(PCR)検査をしている。横浜市によると、女性は4月28日に米サンフランシスコから帰国。友人宅に滞在中に症状を訴え、市内の病院に入院した。
WHO「6」へ引き上げの公算 新型インフルエンザ警戒水準-共同通信
(記事引用)
【ジュネーブ3日共同】世界保健機関(WHO)の当局者は3日、共同通信に対し、新型インフルエンザ感染拡大の6段階の警戒水準(フェーズ)について「感染の勢いが衰えていない。(引き上げは)ここ何日という問題だ」と述べ、現在の「5」から世界的大流行(パンデミック)を意味する「6」へ早期に引き上げる公算が大きいとの見方を示した。
新型インフル、大流行したら?=過去の致死率0.2%~2% -時事通信
(記事引用)
世界各地に広がる新型インフルエンザ。水際対策を徹底しても完全に侵入を防ぐのは難しく、いずれ日本に入ってくるのは時間の問題ともいえる。世界的大流行(パンデミック)になった場合、どの程度の被害が想定されるのか。
20世紀に大流行した3回の新型の中で、最も大きな被害を出したのが1918年に登場したスペイン風邪。世界で約4000万人、国内で約39万人が死亡したとされ、致死率は2%に上る。0.1%以下の季節性インフルエンザと比べ非常に高率だ。
(中略)
これに対し、アジア風邪(57年)の死者は約200万人、香港風邪(68年)は約100万人で、致死率は0.2~0.5%程度。今回のウイルスの遺伝子分析からは、今のところ強毒性を示す変化はなく「アジア風邪と同程度では」(専門家)との見方がある。
さらに、治療薬など医療環境や、衛生状態の向上を考慮すると、過去の新型ほどの被害は出ない可能性が高い。
国立感染症研究所の岡部信彦感染症情報センター長は「キラーウイルス(殺人ウイルス)が入ってくるという状況ではない。手洗いなど基本的な感染症予防を心掛けてほしい」としている。
【熟年ドラキチ】
先日の横浜の高校生の時の深夜未明の升添厚生労働大臣の記者会見、
どうもあれは舛添大臣の目立ちたがり屋の性格がまた出たみたいだ。
今日の朝のテレビ朝日の「サンデープロジェクト」で、中田横浜市長が出演して
あの時の深夜未明の国(厚生労働省)と現場の横浜市の状況を説明していた。
この様な未知のケースに対して、国の厚生労働省の責任担当者も、横浜市の
責任担当者(中田市長は番組内で、国の厚生労働省の担当者の実名も、
横浜市の担当者の実名も明快に番組内で明らかにして説明していた)も、
国民や市民への発表は混乱を避けるために、記者会見や報道発表も
国も横浜市も「同時」にすることが、予め決められていた。
ところが、そんな担当者の現場の打ち合わせも尊重せずに、
舛添大臣は深夜未明の2時に急に記者会見をすると言い出し、
わざわざ「混乱」を巻き起こしてしまった。
舛添大臣の記者会見の記事
「冷静に」「落ち着いて」=厚労省、未明の緊急会見-連携不足にいら立ちも-時事通信
これでいい迷惑なのは横浜市だった。
舛添大臣は自分で勝手に記者会見をやり始め、自分が横浜と電話がその後
通じないとか言って、横浜市の危機管理を挙句の果てには批判する始末。
今日の中田横浜市長によれば、
「横浜市と厚生労働省との担当者は、いつもホットラインで結ばれて連絡を
取っており、連絡が取れなかったことは無かった。
舛添大臣が夜中にあんな記者会見を勝手にやってしまうのだから
全国から横浜に電話も集中し、電話回線が大混雑してしまい
舛添大臣の電話は通じなかった。」
と、こんな説明が番組内で行われていた。
私が一番怖いと思うのは、今回の新型インフルエンザは強毒性ではないから
まだ世界的にも、たとえパンデミックになっとしても大混乱は避けられると思うが、
このような事に対処する時に一番大事なのは、「情報指揮系統の一元化」。
正しい情報が、正しい所からしか発信されなければならない。
そして、憶測・推測の情報が勝手に流布しないためにも、情報は正しく・タイムリーに
決まったところからもたらされなければならない。
国民・市民はとにかく情報も持っていないのだから、変な未確認や憶測の情報、
はたまた、そこに事実とは違った情報を流されたのでは堪ったものではない。
どうもこの舛添大臣、大臣なる前は政府関係者にも歯に衣着せぬ言葉を平気で
言っていたし、時には大臣とか他の議員も馬鹿呼ばわりして、
或る意味、国民うけもしたのだが。
大臣になってからは、そんな国民受けする言葉から大臣としても国民のためになるように厚生労働省を改革してくれると思って期待していたのだが、
完全に期待外れに終わろうとしている。
いつの間にか、霞ヶ関の官僚サイドの言い分に内容も変わってきている。
大臣になる前と、大臣になった後で改革から霞ヶ関に政治姿勢は変わった
舛添大臣だが、変わらないのは「自分だけ良い格好をしたいという言動」。
今回の横浜市の高校生の時の対応を見る限り、とても安心して任せられる
大臣の行動を取っていない。
連休明けにも国際的にWHOから、警戒水準をフェーズ5からフェーズ6の
パンデミックに引き上げられた時、私が一番不安に思うのは担当所轄官庁の
厚生労働大臣の舛添大臣の「目立ちたがり症候群」。
年金問題でも、いつの間にか有耶無耶にしかしていなく、
本当に厚生労働省・社会保険庁の責任を感じているの?
年金を払っている国民の感覚を全く感じていないようにしか思えない。
その年金問題について出てくる舛添大臣の言葉も、もはや政治家と言うより
バラエティ番組に出て、ウケだけを狙うバラエティ番組用政治屋の質に近い。
ただ、今回の新型インフルエンザのパンデミックに対しては、
もうそんなパフォーマンスのような発言や行動は十分に慎んでもらい
目立ちたがり屋の自分の性格も、今回だけは抑え込んでもらいたい。
メキシコ・アメリカ・ヨーロッパだけでなく、韓国・香港というアジアでも
感染が確認されて、日本も賢明に対処する事が要求されていると思う。
フェーズ6というパンデミックになったら、現実生活が一体どう変わるのだろうか?
私はこれが今の一番の関心事。
連休明けには、インドから香港経由でお客も来るからなぁ~~~。
<追記>
東京の40代女性は新型インフルエンザ(豚インフルエンザ)ではなかった
みたいだ。 先ほどのニュースで発表された。
東京の40代女性が一時疑い 詳細検査で感染否定(共同通信) - goo ニュース
(記事引用)
厚生労働省は3日、東京都三鷹市に住む40代の日本人女性が簡易検査で新型インフルエンザと同じA型ウイルスの陽性反応が出たが、詳細(PCR)検査で感染が否定されたと発表した。女性は季節性のA香港型インフルエンザだった。厚労省などによると、女性は4月22日から米国に滞在。28日にサンフランシスコから全日空便で成田空港に到着。横浜市内の友人宅に滞在中の5月3日、発熱やせきの症状があった。
【熟年ドラキチ】
これで、取り敢えずは一安心。
しかし、油断は禁物。
ゴールデンウィークで海外に旅行に出かけている人も多いし、
この新型インフルエンザは発症までの、いわゆる「潜伏期間」もあるから
当分の間は、この東京の女性のような件が、今後もまだまだ日本では
起こりうるだろうなぁ~。
世の中にはイロイロな ” オヤジ ”さんが、ブログを書いてますね~^^