来年3月のWBC代表監督選考で、結局、日本プロ野球を統括して運営してる
日本プロ野球機構の主体性のなさ、しっかりとした考えのなさ、そんな事を
私は認識する問題となったみたいだ。
WBC監督、巨人・原に要請…王らメンバー意見一致(夕刊フジ) - goo ニュース
WBC、巨人・原監督に要請=検討会議、現役から選出(時事通信) - goo ニュース
(記事引用-時事通信)
野球の国・地域別対抗戦、ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の監督問題などを話し合う体制検討会議が27日、東京都内のホテルで行われ、来年3月に開催される第2回大会の監督を、巨人の原辰徳監督(50)に要請することを決めた。近日中にも正式要請を行う。
原監督は「要請があった場合は球団オーナーの指示に従いたい」との談話を発表。巨人の滝鼻卓雄オーナーは「球団責任者としては前向きに考えている」と語った。 (中略)
WBCの監督をめぐっては北京五輪で指揮を執った星野仙一氏が15日の第1回体制検討会議でも有力候補に挙がったが、その後に本人が就任を固辞する意向を表明。2度目の話し合いで、原監督が浮上した。
(記事引用-夕刊フジ)
WBC監督に、ほぼ決定していた星野氏が、北京五輪敗退以降続いているバッシングと家族の心労を理由に22日に辞退を表明したことで、一気に混迷した日本代表監督の人選問題。当初は「現役監督は難しいのでは」としていた王特別顧問が翌23日に「一番文句が出ないのは日本一監督だろうが…」と発言するなど、各メンバーの意向を踏まえて、「日本シリーズ優勝監督」でまとまる方向で動いていた。
一方、今季最大13ゲーム差をひっくり返して優勝を飾った原監督の手腕は誰もが認めるところ。2002年には日本シリーズで西武を4勝0敗で下して日本一に輝いている。巨人・滝鼻オーナーも24日に「(原監督が)指名されたら名誉なこと。断りにくい」と受け入れる姿勢を見せた。巨大勢力を使いこなして、リーグ優勝を勝ち取り、イチローはじめ、メジャー組、日本を代表する選手も掌握できることを実証した。
(中略)
実績に加え、知名度も抜群で日本代表監督には申し分ないところ。また何より、WBC第1ラウンドA組(3月5日開幕=東京ドーム)を読売新聞社が主催する背景から、原監督が大役を務めるのは、自然の成り行き。WBC体制検討会議は、日本シリーズで巨人・原監督、西武・渡辺監督が決着をつける前にWBC監督を決定した方が、就任への障害は少なくてすむと判断したのだろう。原監督にも、断る理由はなく、要請=決定といってもいい。
【熟年ドラキチ】
WBC(ワールドベースボールクラシック)の来年3月開催は、別に急に決まった
大会ではない。 今回で2回目。 ご存知第1回大会は日本が優勝チャンピョンに
もなり、その時から来年3月に第2回大会が開催される事は解っていた事だ。
ところが北京オリンピック後から、この監督問題は漂流・迷走を続け、
ついには袋小路に入り込んでしまい、最後は時間切れ間近に、
極めて狭い選択肢のカードしか残っていない状態まで追い込まれた。
もう原監督の代表監督就任は事実上決まったようなものだから、
原監督より、野村監督の方がいい、古田監督がいい、いや、
落合監督だとかの類の私の意見は取り敢えず封印。
今回のWBC代表監督選考について、多くの国民はスッキリしないのでは
ないだろうか?
それは原監督に決まったからと言う事ではなく、むしろ8月下旬から
今日の第2回体制検討会議までの約2ヶ月間の選考過程にである。
まず、NPB(日本プロ野球機構)自体が、本当に第2回WBC大会で
日本が優勝しなくちゃいけない!、優勝を勝ち取りたい!という強い意志が
あるのだろうか? と言う点。
NPBとして、WBC大会を勝ち抜ける監督に一番相応しい監督は誰だ、という
案が最後まで感じられなかった。
もっと言うと、NPBというのは誰が主体的に運営しているのだ? という
疑問が湧く。
まぁ~、北京オリンピックとWBC大会両方を、星野監督で行くと言うのが
完全に既定路線だったのだろう。 それを裏付けるのは、
北京オリンピックでの星野ジャパン大惨敗後でも、国内世論の大反対にあっても
なんとか時間をかけて星野監督に持っていこうとした感がある。
それは第1回体制検討会議が行なわれた直後まで、星野監督路線だった。
NPBからすれば、北京オリンピックの大惨敗から時間も経ち、 決定権は
加藤コミッショナーに委譲し、その加藤コミッショナーは王監督をコミッショナー
特別顧問に据え、そして王監督を中心に体制検討会議を急遽作り、
それら作った諮問機関の決定を経て、民主的に監督を選ぶという
まどろっこしいような環境を作った。
もちろんこの様な環境は全て、星野監督を選ぶ為の権威付けに用意された感じ
だった。 そして第1回検討会議で満場一致で星野監督に要請した。
私は以前のブログでも書いたが、この時点で、今回の監督問題の処理の仕方は
極めて「永田町的」政治家さん達が使いそうな手法だと書いた。
そして今日の第2回体制検討会議で、星野監督が受諾すると言うシナリオも
出来上がったのだったが。
こうやって日本プロ野球界の実力者達が、時間をかけて作った星野監督就任の
まどろっこしいような2ヶ月もかけた準備も成功しかけたかと思えたところに、
ある1人の現役野球プレーヤーの発言によって、全て崩れてしまった。
その現役野球プレーヤーとは、もちろん 「イチロー」。
イチローの発言は野球を愛する野球ファンにも共感できる、非常に説得力の
ある意見だった。 イチロー発言以後、王監督も加藤コミッショナーも
また他の野球選手たちも自分の考え言い出すようになった。
そして星野監督が、「私はWBC監督を辞退する」と10月22日に表明。
私は今回の監督問題で一番怒りを覚えたのは、この22日の星野監督の
辞退表明だ。 その時の星野監督の辞退を説明する内容に、「私(星野監督)は
9月の私(星野監督)のブログの中でもWBC監督は受けない」と言っている、
と説明していた。
本当に星野監督はもう政治家的な処世術を完全に身に付いてしまった、と
私は感じたものだ。
10月22日に辞退表明をするなら、それよりだいぶ前に行なわれた
第1回体制検討会議で、星野監督も委員として出席しているのだから、
何故、その場で満場一致で星野監督と決まった時に辞退をしなかったのか?
星野監督が10月22日に、いくらもっともらしい理由付けを行なっても、
「イチロー発言」で、もはや自分(星野監督)がWBC監督をするのは無理と
判断せざるを得なかった、というのが本当の理由であろう。
結局、10月22日から今日10月27日の6日間という短い時間で、
原監督が決まったのである。
いずれにしても、今回の監督選考からは、スポーツの持つ爽快感というものが
全く感じられない、後味の悪いものであった。
世の中にはイロイロな ” オヤジ ”さんが、ブログを書いてますね~^^
日本プロ野球機構の主体性のなさ、しっかりとした考えのなさ、そんな事を
私は認識する問題となったみたいだ。
WBC監督、巨人・原に要請…王らメンバー意見一致(夕刊フジ) - goo ニュース
WBC、巨人・原監督に要請=検討会議、現役から選出(時事通信) - goo ニュース
(記事引用-時事通信)
野球の国・地域別対抗戦、ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の監督問題などを話し合う体制検討会議が27日、東京都内のホテルで行われ、来年3月に開催される第2回大会の監督を、巨人の原辰徳監督(50)に要請することを決めた。近日中にも正式要請を行う。
原監督は「要請があった場合は球団オーナーの指示に従いたい」との談話を発表。巨人の滝鼻卓雄オーナーは「球団責任者としては前向きに考えている」と語った。 (中略)
WBCの監督をめぐっては北京五輪で指揮を執った星野仙一氏が15日の第1回体制検討会議でも有力候補に挙がったが、その後に本人が就任を固辞する意向を表明。2度目の話し合いで、原監督が浮上した。
(記事引用-夕刊フジ)
WBC監督に、ほぼ決定していた星野氏が、北京五輪敗退以降続いているバッシングと家族の心労を理由に22日に辞退を表明したことで、一気に混迷した日本代表監督の人選問題。当初は「現役監督は難しいのでは」としていた王特別顧問が翌23日に「一番文句が出ないのは日本一監督だろうが…」と発言するなど、各メンバーの意向を踏まえて、「日本シリーズ優勝監督」でまとまる方向で動いていた。
一方、今季最大13ゲーム差をひっくり返して優勝を飾った原監督の手腕は誰もが認めるところ。2002年には日本シリーズで西武を4勝0敗で下して日本一に輝いている。巨人・滝鼻オーナーも24日に「(原監督が)指名されたら名誉なこと。断りにくい」と受け入れる姿勢を見せた。巨大勢力を使いこなして、リーグ優勝を勝ち取り、イチローはじめ、メジャー組、日本を代表する選手も掌握できることを実証した。
(中略)
実績に加え、知名度も抜群で日本代表監督には申し分ないところ。また何より、WBC第1ラウンドA組(3月5日開幕=東京ドーム)を読売新聞社が主催する背景から、原監督が大役を務めるのは、自然の成り行き。WBC体制検討会議は、日本シリーズで巨人・原監督、西武・渡辺監督が決着をつける前にWBC監督を決定した方が、就任への障害は少なくてすむと判断したのだろう。原監督にも、断る理由はなく、要請=決定といってもいい。
【熟年ドラキチ】
WBC(ワールドベースボールクラシック)の来年3月開催は、別に急に決まった
大会ではない。 今回で2回目。 ご存知第1回大会は日本が優勝チャンピョンに
もなり、その時から来年3月に第2回大会が開催される事は解っていた事だ。
ところが北京オリンピック後から、この監督問題は漂流・迷走を続け、
ついには袋小路に入り込んでしまい、最後は時間切れ間近に、
極めて狭い選択肢のカードしか残っていない状態まで追い込まれた。
もう原監督の代表監督就任は事実上決まったようなものだから、
原監督より、野村監督の方がいい、古田監督がいい、いや、
落合監督だとかの類の私の意見は取り敢えず封印。
今回のWBC代表監督選考について、多くの国民はスッキリしないのでは
ないだろうか?
それは原監督に決まったからと言う事ではなく、むしろ8月下旬から
今日の第2回体制検討会議までの約2ヶ月間の選考過程にである。
まず、NPB(日本プロ野球機構)自体が、本当に第2回WBC大会で
日本が優勝しなくちゃいけない!、優勝を勝ち取りたい!という強い意志が
あるのだろうか? と言う点。
NPBとして、WBC大会を勝ち抜ける監督に一番相応しい監督は誰だ、という
案が最後まで感じられなかった。
もっと言うと、NPBというのは誰が主体的に運営しているのだ? という
疑問が湧く。
まぁ~、北京オリンピックとWBC大会両方を、星野監督で行くと言うのが
完全に既定路線だったのだろう。 それを裏付けるのは、
北京オリンピックでの星野ジャパン大惨敗後でも、国内世論の大反対にあっても
なんとか時間をかけて星野監督に持っていこうとした感がある。
それは第1回体制検討会議が行なわれた直後まで、星野監督路線だった。
NPBからすれば、北京オリンピックの大惨敗から時間も経ち、 決定権は
加藤コミッショナーに委譲し、その加藤コミッショナーは王監督をコミッショナー
特別顧問に据え、そして王監督を中心に体制検討会議を急遽作り、
それら作った諮問機関の決定を経て、民主的に監督を選ぶという
まどろっこしいような環境を作った。
もちろんこの様な環境は全て、星野監督を選ぶ為の権威付けに用意された感じ
だった。 そして第1回検討会議で満場一致で星野監督に要請した。
私は以前のブログでも書いたが、この時点で、今回の監督問題の処理の仕方は
極めて「永田町的」政治家さん達が使いそうな手法だと書いた。
そして今日の第2回体制検討会議で、星野監督が受諾すると言うシナリオも
出来上がったのだったが。
こうやって日本プロ野球界の実力者達が、時間をかけて作った星野監督就任の
まどろっこしいような2ヶ月もかけた準備も成功しかけたかと思えたところに、
ある1人の現役野球プレーヤーの発言によって、全て崩れてしまった。
その現役野球プレーヤーとは、もちろん 「イチロー」。
イチローの発言は野球を愛する野球ファンにも共感できる、非常に説得力の
ある意見だった。 イチロー発言以後、王監督も加藤コミッショナーも
また他の野球選手たちも自分の考え言い出すようになった。
そして星野監督が、「私はWBC監督を辞退する」と10月22日に表明。
私は今回の監督問題で一番怒りを覚えたのは、この22日の星野監督の
辞退表明だ。 その時の星野監督の辞退を説明する内容に、「私(星野監督)は
9月の私(星野監督)のブログの中でもWBC監督は受けない」と言っている、
と説明していた。
本当に星野監督はもう政治家的な処世術を完全に身に付いてしまった、と
私は感じたものだ。
10月22日に辞退表明をするなら、それよりだいぶ前に行なわれた
第1回体制検討会議で、星野監督も委員として出席しているのだから、
何故、その場で満場一致で星野監督と決まった時に辞退をしなかったのか?
星野監督が10月22日に、いくらもっともらしい理由付けを行なっても、
「イチロー発言」で、もはや自分(星野監督)がWBC監督をするのは無理と
判断せざるを得なかった、というのが本当の理由であろう。
結局、10月22日から今日10月27日の6日間という短い時間で、
原監督が決まったのである。
いずれにしても、今回の監督選考からは、スポーツの持つ爽快感というものが
全く感じられない、後味の悪いものであった。
世の中にはイロイロな ” オヤジ ”さんが、ブログを書いてますね~^^