小千谷から(Ojiya kara)

新潟県中越大震災の、とある被災者からのメッセージ
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【雪害】「安心」したい

2006年01月14日 19時02分25秒 | 小千谷(新潟)
小千谷出身・埼玉在住の方からメールをいただいた。
高齢のご両親を小千谷に残し身を切り裂かれるような思いで雪害のニュースを見ているという。
昨年はご両親の身を案じ「雪下ろしは頼むから自分でしないで。業者に頼んで!」と根気強く説得したことが書かれていた。
しかし、今年もまた一週間待たされるのなら自分でやるしかない、とお父様は屋根にひとりで這い上がっているという。
苦しい思いは暮らしている住民だけではなく、手伝いに行けない罪悪感でいっぱいになる方がたにも波及している。
なんとかして安心させてあげることはできないものか。

昨年の1月から2月にかけて、小千谷は殺気立つような空気があった。
その大混乱を思えば、現在の小千谷は落ち着いているといえる。
ただ1ヶ月前倒しで雪が降りだしたため、住民の疲労はたまり続けている。
そしてこれからもまだまだ雪は降る。
家屋の強度は増すわけではなく、人はひとつ年をとる。
すっかり忘れていたが、そういえば昨年の冬は数日おきの余震に悩まされていたっけ。

災害救助法が小千谷市でも適用になったが、市は除雪に関してどのような方針を打ち出すのか市民に早めに知らせてほしい。

ついに新潟県内(上越市)でも雪の重みで民家が倒壊し死亡者が出てしまった。

みんな「安心」が欲しいのだ。