小千谷から(Ojiya kara)

新潟県中越大震災の、とある被災者からのメッセージ
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【雪害】もう休んでください!

2006年01月05日 03時10分32秒 | 新潟県中越大震災・地震
今、夜中の2時半。
ざっくざっくと音がする。

建設業の方が自宅周辺の雪かきをしている。
アスファルトとざらめ雪のあいだの摩擦の音。

夜中に屋根の雪下ろしをし、
その下に落とした山のような雪を近隣に迷惑をかけないようにとスコップだけで投げあげている。
気の遠くなるような作業。

昨年1月から2月にかけて、目の前で雪の重みで建物が大きな音をたてどんどん潰れていった。
どんどんとだ。
2-3日おきに一棟二棟三棟と・・・。

明日はわが身と震えあがった。
ふた冬めは暖冬と予報が出ていたが、今冬もなんのことはない、まさかの大雪。
予測がつくから木造家屋は命がけで早め早めの雪下ろし。
去年のピリピリが再来だ。

もう何時間になる?
もういいですよ。
その雪ほっといていいですよ。
休んでくださいよ。
この夜中に「ザクザク」というその音を聞いたらだれも文句なんかいいませんよ。。。。

責任感あってこその行為。
だけど・・・・・。
せつなくて涙が出てくる。

もう3時です。

このご主人がそのまま眠らないで出勤して除雪車を走らせる、なんてことはないといいのですが。
どうぞ無理をなさらないでください。
NO MORE 雪害!
もうこりごりです!