小千谷から(Ojiya kara)

新潟県中越大震災の、とある被災者からのメッセージ
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警鐘

2005年07月25日 22時56分28秒 | 新潟県中越大震災・地震
阪神大震災が起きた95年。携帯もパソコンもほとんど普及していなかった。
10年後、新潟県中越大震災が起きた。
携帯もパソコンもどちらも普及していながらいざというときに満足に機能したものはなかった。

新潟のことなどほとんどの人が忘れかけていた9ヶ月目の23日土曜日夕方。
関東に震度5の大きな地震がきた。

携帯はやっぱり不通。
JR・地下鉄は情報伝達ができないばかりか客の安全にも気を配れず騒然。

「おまえさんたち ぜんぜん学習してねーなー。」と
地球の中心がじわりじわりと責めてきているんじゃないかとさえ感じる。
・・・・これは「警鐘」だと考えなければならない。
鐘を鳴らしてもらっただけでも感謝しなければならない。

中越大震災での教訓を次なる被災地に生かすためにも、いま一度中越大震災というものを検証しなければならないのではないだろうか。
失敗を隠していてはまた同じことの繰り返し。

何がよくて何が悪かったか、問題点を改善するためにしなければならないことは何なのか。
それに気づいてるのか気づいてないのか、知らん振りをしてるのか、はたまたあきらめているのか。

なにも伝わってこなくて私は苛立つ。