今国会では、加計学園問題で大揺れに揺れている。ＮＨＫでも、国会中継が行っている。しかし、普通に働き、税金を支払っている国民の多くは、この報道に接することができない。新聞やニュースで知ることはできるが、これは、断片的で、かつ、書く主体のフィルターを通して国会の審議の様子を垣間見ることしかできない。
そこで、ＮＨＫに問いたい。なぜ、働く世代が見られる時間帯に、国会中継を録画放映しないのか？かつて、ＮＨＫ総合と教育の２チャンネル時代には、他の番組との関係で放送は難しかったかも知れない。しかし、デジタル化され、ＮＨＫには複数のサブチャンネルが割り当てられている。サブチャンネルは何もスポーツ番組に限られるものではないはず。国民の知る権利に答え、昼間に放送した国会中継を、夜間にサブチャンネルやオンデマンドで録画中継すれば、国民の大半が国会の状況をつぶさに知ることができるはずである。空いているチャンネルを使って録画を流すことにそれ程経費が掛かるとも思われない。
若い世代、働く世代とも政治に無関心なことは日本の民主主義にとって大問題だが、夜間に国会を録画中継を放送することで、政治的な関心は高まり、政治を自分たちの問題として受け止められるようになるのではないかと思う。「百聞は一見にしかず。」である。若い有能な人たちが、政治参加を志すきっかけにもなるのではないだろうか？是非、早いところで決断して欲しいものだ。
