前にも記事にしたが、トイレの悪戦苦闘は未だに続いている。起床後、朝食後、昼食後、入浴前、夕食前、夕食後、就寝前の７回、トイレに行く度に、便を出そうと力を振り絞っている。一度出た後も、便を出そうとまた力を振り絞る。一度出たのだから、便があるはずないのだが、それでも便意があるから、と、言う。その都度２０分３０分トイレの中でつき合わされ、腹を押させられる私の身にもなって欲しいものだ。
だいたい、食事の量が半端じゃなく少ない。それに、排泄が順調でなくなると、ますます食事量が減ってくる。これでは、適度の固さの便ができる筈もないのだが、本人は、全く分かっていない。
私流に考えると、便秘気味になっていると思ったときには、冷たい牛乳をがぶ飲みする、バナナを食べる、ご飯の量も普通どおり食べるなど、かなり強引に下痢気味に持って行ってしまい、便秘を解消するところなのだが、人はどうも違うらしい。それにしても、毎日便通が規則正しくあるためには、規則正しくかつ適度の量の食事を取る必要があると思う。場合によってはその食事の中に、繊維質の食材を増やすなどの多少の工夫が必要だろう。
現在の妻の状態をみると、便が固すぎるという程ではない。要は、排便を意識しすぎ、肛門が開く前に、力みすぎて、却って肛門の開きを阻害しているように思われるのだが、そんなこと言っても、聞く耳を持たないようだ。まあ、６０年以上、生きてきて、自分なりの方法が身についているのだから、傍から言われても、容易に受け入れられるものでもない。逆の立場になったら、私も、そう思うだろう。今度、ケアーマネージャー（看護師）が来たときに、それとなく専門家としての意見を妻に話してもらおうかと考えている。頑固な妻だから簡単に話を受け入れるとは思えないが、でも、多少の望みを託してみたいと思っているところです。
