核禁止条約に調印しない政府に問いたい！

　広島、長崎で２０万人以上が原子爆弾で殺された日本。もう７０年以上毎年原爆投下の日に日本国民は黙祷を捧げて来た。原爆記念日には、歴代の総理大臣が挨拶し続けてきた。核がなくなり、平和が訪れることが日本人の悲願なのではないだろうか？それなのに、なぜ、政府が核禁止条約に調印しない理由が分からない。

　日本がアメリカの核の傘下にあるから？調印できない？日米安全保障条約と核禁止条約、どちらが大事なのだ。だいたいアメリカは日本に原爆を投下し、これまでその非を認めたことがあるのか？そんな国の核の傘下にいることは、日本人として恥ではないのか？そんな恥を恥とも思わないで、何が国を守る軍隊を持ちたいだ。呆れて物も言えない。大事なのは日本人の心だろう。その心を売り渡して、国を守るもないものだ。

　まあ、こういってしまっては身も蓋もないかも知れないが、今後、核禁止条約に調印できるように、全力を傾けて、アメリカの核を廃絶するように働きかけていくという決意を示して欲しいものだ。加計学園・森友学園問題は大きく見過ごせない問題ではあるが、それよりも、核を廃絶していくという日本国民の悲願に背を向けた政策を取り続ける政府のあり方を国会で問うことが大事なのではないだろうか？

「ウチの夫は仕事ができない」

　日テレで今日から始まったテレビドラマの題名だ。男の評価も、価値観も大きく変わったのだろう。昔は、仕事ができない＝ダメ人間というレッテルを貼られ、それで社会の仲でも、家庭の中でもそのように評価されて過ごしてきた。だから、そうならないために、男は必至に働いた。ところが、仕事だけではないという価値観の占める比重がどんどん大きくなって、このようなドラマが放送される時代になったのだろう。

　考えてみれば、仕事に向いていてバリバリ仕事ができる人間と、人は良いが仕事に向いていない人間がいるのは確かなことだ。何事においても向き不向きがある。ドラマの主人公の夫は、後者なのだ。果たしてこれからどのような家庭が築かれていくのか、興味深い。それにしても、私は仕事に向いていない、仕事ができない人間だと言い切れるというのはとても凄いことだ。また、それを受け止める側の妻も、余程腹の座った人なのだろう。

　競争社会の中で、少し競争から外れたところで暮らしてきた私でも、やはり仕事ができないとは自分で認めることはできないし、また、そう評価されたらどん底の気分に陥ってしまったであろう。ドラマとは言え、彼ら夫婦のあり方は新鮮に見え、これからドラマがどのように展開していくか、楽しみだ。