花と徒然なるままに

四季の移り変わりは植物が一番感じさせてくれます、
少しでもそれに触れられたらと思っています。

昆虫観察ハチ目編:こんなハチもいるんですね、ハエにもこんなハエが、

2021-08-12 | 昆虫
8月7日は立秋でした。
暦の上では秋の始まりとされていますが、まだまだ残暑が続いています。
夏の昆虫採集と言えば、セミやトンボが定番です。
ハチとなると皆刺されるのがイヤと敬遠してしまいます。
こんな虫もハチの仲間と知り面白いなと思いました。
*ハチとアブの違いはよく分からないので後述しておきました。
珍しそうなものは情報が少ないので特定はできませんでした。

<ハチ目>
▼アシグロトガリヘメバチ? ヒメバチ科の仲間かと思いますが、触覚に白色がない、
ヒメバチ科、体長15mm位、腹部の末端に白い斑点があり、
触覚の中央部分も白色。前脚、中脚の腿節から先が茶褐色である 

▼ムラサキウスアメバチ? 体色は飴色のようですが、
 ヒメバチ科 体長 30mm前後、体色は濃い紫色。スズメガの幼虫に寄生します。

コアシナガバチ
スズメバチ科アシナガバチ亜科、大きさ 11-17mm、時期 4-10月、
腹と胸の境目のくびれたところに黄色い線があること、
腹の二番目の線が茶色いことがコアシナガバチの特徴。



キアシナガバチ
スズメバチ科アシナガバチ亜科、大きさ 20-26mm、時期 4-10月、
大型のアシナガバチ。体は黒色で黄色の紋が発達している。脚にもはっきりした黄色部分がある。
バッタを捕食中でした。

ヒメハラナガツチバチ
ツチバチ科 大きさ ♂10-19mm、♀15-22mm、時期 5‐11月、
銀毛に覆われ、胸部に黄色の斑紋を有する。
花に留まると体を丸めるので、写真には第5節の横帯が写らないことが多い。  

キオビツチバチ
ツチバチ科 大きさ ♂11-20mm ♀15-25mm、時期 6-10月、
黒色で、腹部に大きな黄色い紋があるツチバチの仲間。
オスの触角は長く、前翅長の3分の2ぐらいある。 
アカスジツチバチかとも思ったが、大きさと頭に黄色の班紋がないのでこちらにした。

<ハエ目>
ベッコウガガンボ
ガガンボ科クシヒゲガガンボ亜科、大きさ 13-17mm、時期 4-9月、
黒色で、腹部中央は広く黄橙色。脚は黒色と黄橙色の粗い縞模様。翅には大きな黒
斑がある。
 
キイロホソガガンボ
ガガンボ科ホソガガンボ属、大きさ 体長12-14mm、時期 5-10月、
黄色地に黒い斑紋が目立つ。
巨大なカのようですが、血は吸いません。 
似たものにエゾホソガガンボがいます、もしかしたらこちらかもしれませんね

ビロードツリアブ
ツリアブ科 大きさ 8-12mm、時期 3-5月、
丸みのある体に、茶褐色~淡褐色の毛がたくさんはえたアブ。尖った長い口吻を持つ。
時期がやや合わないが、撮影7/10。

クロバネツリアブ
ツリアブ科、大きさ 13-19mm、時期 7-9月、
 黒い翅と黒色の体色に白いバンド模様が特徴的なツリアブの仲間。
 

ミナミヒメヒラタアブ
ハナアブ科ヒラタアブ亜科、大きさ 8-9mm、時期 4-10月、
小型のアブ。胸部は銅黒色の金属光沢があり、周囲は黄色で縁取られる。 
腹部は細く黄と黒の縞模様です。畑での数は、ヒラタアブの中で一番多いようです。

トラフムシヒキ
ムシヒキアブ科ムシヒキアブ亜科、大きさ 19-28mm、時期 5-9月、
腹部が濃褐色と淡褐色~黄褐色の縞模様になったムシヒキアブ。

シオヤアブ
ムシヒキアブ科シオヤアブ亜科、大きさ 23-30mm、時期 6-9月、
褐色の大きなムシヒキアブ。全身に黄色の毛がはえており、
腹部は、この毛のために黒色と黄褐色のしま模様に見える。
脚は黒色だが、すねの部分だけが黄褐色。

ナミハナアブ
ハナアブ科ハナアブ亜科、大きさ 14-16mm、時期 3-11月、
腹部に赤黄色の縞模様があるアブ。胸部は褐色。
各地に普通に見られ、花によく来る。


ムナキハナアブ(ムナキモモブトハナアブ)
ハナアブ科ハナアブ亜科、大きさ 13-15mm、時期 6-8月、
細かな情報がないので多分これかなと思っています。   ?

▼アリノスアブの仲間? ハナアブ科アリノスアブ亜科


ハエにもこんなハエがいました。
羽はもちろん2枚羽のはずですが、白い羽のようなものある4枚?
調べてみると、平均棍 ( へいきんこん ) と胸弁と言う言葉が出て来てどちらが、
正しいのか判断がつきかねています。
ヤドリバエの仲間で、この翅は胸弁と言うらしい。
(ネットで調べて胸弁と分かったようですが、調べても良く分かりませんでした)
後翅は退化して、平均棍と言う器官になる(細くて小さな棒状で先の膨らんだ形の器官 )、
平均棍は、飛翔中に前翅の羽ばたきと同じ速さで振動する。
ここではこれ以上の進展はなさそうですので宿題です、お分かりの方は教えて下さい。 


ハエの仲間の交尾

<ハチとアブの違い概略>
ハチとアブの顔つきは、半球形の頭部に大きな複眼と複眼の境目に3つの単眼を持つの似ています。
ハチはアリ科(アリがハチ?)の仲間で、アブはハエ科の仲間です。
分かり易い違いは、   *ハチ        ・アブ
体型:  *頭、胸、腹の間にくびれある   ・くびれがない、
羽 :  *2対4枚             ・2枚
活動時期:*5月~11月           ・6月~9月

アブがハチに似ているのは、天敵から身を守るための擬態とも言われています。 

尚、ハチは人を刺すイメージが強いですが、
針は卵を産む為の産卵管が変化したもので、そのためにオスには針が無く、
人を刺すのは雌である働きバチです。
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