花と徒然なるままに

四季の移り変わりは植物が一番感じさせてくれます、
少しでもそれに触れられたらと思っています。

虫の観察 クモ目編 蜘蛛の子を散らすの言葉を実感した。

2022-07-03 | 生き物
「みんなの花図鑑」からブログに移行して今月末でまる5年が経過することになります。
花の写真だけよりは文章を含む内容で何でも載せるようになり、良かったと思っています、
ブログがライフワークの一つであるあることに間違いはないですが、
これで良いのかどうか? 逡巡している自分がいることもあります。
何の為にしてるの、ブログのことも未だに良く分かっていないです、
限られた枠内からどうしていったらよいのか見直してみたいです。

ブログの枠組みも良く分かっていないですが、アクセス解析の中で、
アクセスされたページの上位に「クモは昆虫ではない!クモハク?クモは虫?」がでてきます、
2017/9/18の投稿です。殆どが花の投稿ですが、見てくれているのはあまり投稿数の少ないクモです。
見てもらう為にはタイトルが非常に重要なことが分かります。
もっともタイトルを見たが中身に満足したかどうかはわかりませんが。

前置きが長くなりましたが、今回はクモ(蜘蛛)でいきます。
蜘蛛と言って最初に思い出すのは、芥川龍之介が書いた「蜘蛛の糸」です。*1

又、蜘蛛の子を散らすと言う言葉があります。
意味は、大勢のものがバラバラに逃げ惑う様子 です。

正に、これが蜘蛛の子が固まっている所です、
 
チョット傍に行き刺激を与えるとワーッとちりじりに大きく広がっていきます。

そして、安全と分かるとまた固まって集団くっいています。
面白いです、と言っても分かり難いですね、動画にしておくべきでした。

<クモ目>
イオウイロハシリグモ
キシダグ科  ♀ 20-28mm  ♂ 15mm前後  7-10月
脚の長い大きなクモ。個体によって色彩変異が大きく、黄色や褐色の単色のもの、
褐色で体側に白い帯があるもの、黒褐色のまだら模様があるものなど、さまざま。
雑木林周辺の草や低木の葉上でよく見られる 。 

ハリゲコモリグモ
コモリグモ科 ♀ 6mm前後 ♂ 5mm前後 4-9月
ハリゲコモリグモの仲間は似た種も多く同定は難しい 。
ウヅキコモリグモかもしれない。

コモリグモの仲間(オオアシコモリグモ?ハリゲコモリグモ?)
コモリグモ科オオアシコモリグモ属 7mm前後  4月~9月
春先から夏にかけて、腹部の下に白い袋が付いていないか観察する 
メスのコモリグモは、卵を腹部の下にくっつけています。
孵化した子グモは背中に乗せています。

ササグモ(笹蜘蛛)
ササグモ科  ♀ 8-11mm  ♂7-9mm  5-8月
黄緑色~黄褐色で、腹部に赤色と白色の美しい模様があるクモ。脚にはえている黒い毛が目立つ。


カニグモ属の一種
カニグモ科

ヤミイロカニグモ
カニグモ科  ♀ 7-8mm ♂ 5-6mm  4-11月
腹部に2本の縞模様がある。♂は黒褐色、♀は赤褐色をしている。
アズマカニグモもほぼ同じ模様をしているようで、外見での同定は困難です。
外雌器や触肢の形状で同定できるようです。  
 

デーニッツハエトリ
ハエトリグモ科  ♀ 8-9mm ♂ 6-7mm  3‐11月
黄灰褐色で腹部に赤褐色の太い条を持つハエトリグモ。幼体のうちは頭胸部に背面中央に黒い斑紋がある。

ギンメッキゴミグモ
コガネグモ科 ♀ 4-7mm  ♂ 3-4mm  5-9月
  腹部はやや細長く、銀白色。周縁に黒班がある。色彩変異があり、全体が黒色の個体もいる。 

マミジロハエトリ
ハエトリグモ科  ♀ 7-8mm ♂ 6-7mm  5‐8月
左;メスの頭胸部は黒色で後縁や側縁が灰白色。腹部は灰褐色で不明瞭な条紋がある。
右: 頭胸部が光沢のある黒色で、前面によく目立つ白色の横帯がある。腹部は茶褐色。 


セガタアリグモ
ハエトリグモ科アリグモ属 5mm前後 
メスの方がオスより大きくなります。頭部は黒、胸部は橙褐色、腹部は淡褐色で黒い帯があります。 
アリに非常に似ています。♂の蝕しが発達して凄い顎に見え、頭から飛び出ているように見えるようです。

▼??
保護色でどこにいるか分からない位ですが、脚が8本あるのでクモの仲間と思います。

あまり見栄えの良いクモではありませんでしたね。

クモは、全て動物(主に昆虫などの虫)を食べます。
 食べると言っても頭からかじるのではなく、体液を吸います。 
蝿や蚊、屋内ではゴキブリなどを捕食してくれるので、生態系のバランスをとるのに重要な役目を果たしてます。 

*1  「蜘蛛の糸」の大略
お釈迦さまが蓮の池花を散歩していたら葉のわきから下の地獄が見えて、悪いことをした罪人が多くいた、その中の一人の男が色々な悪事を働いていたが、一つだけ歩いていてクモを見つけて踏みつける所を、小さな命だからと助けたことがあった。
そこで、ハスの葉にいたクモから糸を垂らして助けることにした。
男は糸に気がついて地獄から抜けられるとよじ登り初めたが、
極楽までは遠くて途中で休むことにした、そこで下を見たら大勢のものが続いてきていた。
こんな糸に大勢では切れてしまうと思い振り払おうとして結局全員が糸が切れて元の地獄に落ちると言う話です。

私も地獄に行くほどの悪いことはしてませんが、クモや小さな虫などを救っていたら
助かることがあるかもしれませんね。
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