野草の花も多く咲きだしていますが、似た名前で紛らわしいものもあります。
カラシが付いている野草から2,3選んでみました。
▼タガラシ(田辛子)
キンポウゲ科キンポウゲ属、越年草、花期:4月~5月、
田や溝に生える、黄色い花は径1cmほど、集合果は長楕円形で長さ8-10mm
和名は、葉に辛味があることによる。
▼イヌガラシ(犬芥子)
アブラナ科イヌガラシ属、多年草、花期:4月~9月、野原や道端に生える。
根性葉は長楕円形で羽状に分裂する。
枝先に総状花序をだし、黄色の小さな十字状花を開く、長角果は円柱状。
名前も芥子菜(カラシナ)に似て役に立たないと言う意味でイヌガラシと名付けられた。
▼オランダガラシ(和蘭芥子) 別名:クレソン
アブラナ科オランダガラシ属、多年草、ユーラシア大陸原産、花期:4月~8月、
流水中や水湿地に群生する。葉は奇数羽状に分裂して互生、白色の十字状花を密に開く。
花弁は白色、楕円状へら形、長さ4〜6mm。
長角果は円柱状、扁平で、先はとがり、長さ1〜2cm、幅1.5〜2mm。
▼ハルザキヤマガラシ(春咲山芥子 ) 別名:セイヨウヤマガラシ、フユガラシ
アブラナ科ヤマガラシ属、多年草、ヨーロッパ原産、花期:4月~6月
花は鮮黄色の十字形花で、直径6〜8mm、花柱は子房とほぼ同長。
花後は、長さ2~3cmの棒状の実がつく。
ヤマガラシと思っていましたが、見分けは難しいですが、
ハルザキヤマガラシは萼の先端に角状突起があり、こちらにした。
▼カキネガラシ(垣根芥子)
アブラナ科キバナハタザオ属、1~越年草、ヨーロッパ原産、花期:4月~6月、
多数の枝を横に伸ばして、垣根のように密生する。花径は4~5mm、
よく似たイヌカキネガラシは、実を横に伸ばしてつき、本種は茎にピッタリと付ける。
アブラナ科キバナハタザオ属、1~越年草、ヨーロッパ原産、花期:4月~6月、
多数の枝を横に伸ばして、垣根のように密生する。花径は4~5mm、
よく似たイヌカキネガラシは、実を横に伸ばしてつき、本種は茎にピッタリと付ける。
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