

2015/03/08
【日時】2015年03月08日(日)
【会場】高円寺Show Boat
【座席】自由席
【開演】18:10
【終演】21:10
【観衆】100人
甲斐バンド40周年の野音ライヴから早や半年が、そして11月のシンフォニーから4ヵ月。
一郎の40周年記念LIVEに松藤さんがゲストに出るという事で、久々に高円寺Show Boatへ行って来ました。


駅から近く大好きな高円寺なので大歓迎の場所、開場時間の17時半に着くと早くも50人ほどの人が。
2月に入ってからARBのキースも出ると発表されたからでしょう、かなりの盛況ぶりの中で開場入りです。
ローソンのチケットだったので後からの入場となり、何とか残り3席を先に入ったTちゃんがGET。
後方部は立見状態の活気溢れる中10分押しでスタート、いつもの一郎のテーマソングでメンバーIN!

前回観に行った下北沢同様にドラムが女性で、今回は小柄で華奢なぴのりさんという方。
しかしパワフルでキレがあり素晴らしい音を出してくれ、オープニングの「40/60」から白熱します。
一郎の声が花粉症の影響かザラついて凄みを増し、榎本高の頼もしいベースプレイが何とも良い感じでは。
立て続けに「Midnight Shuffle」まで進むと、一郎父を唄った「クリーニング」となり聴き入ってしまいました。
ここで早くも待望の松藤さんゲストの時間に、元気よくステージに上がると右手に立ちまずはアコギを。
息の合ったトークを絡めてお約束の「TWO OF US」を、完成されきって熟したナンバーなので素晴らしい。
ライヴハウスというスペースで初めて体感する松藤さんの声が新鮮、しかもリラックスしていてお見事!
すると次にはBack to The Rootsなのか松藤甲斐なのか、「ボサノバ風きんぽうげ」が静かに始まり鳥肌ものに。
ちなみに松藤さんはエレキで初の試みバージョン、こちらまでビンビンに伝わる緊張感が堪りません。
圧巻だったの次のナンバー、なんとオリジナルに忠実なアレンジで「ダイヤル4を廻せ」が披露されたのです!!
もちろん唄い出しは松藤さんから、少し激しめに唄う感じが心に突き刺さり聴きたかったので大感激。
そして甲斐さんボーカルの所は一郎が、わざとなのか甲斐さんの唄い回しと違っていて「悪夢」を思い出します。
完全に2人だけでも音は甲斐バンドに、今度はぜひ甲斐バンドのステージで演って欲しいナンバーだぁ。
ここで「EXIT 16」が演奏されたので甲斐バンドは終わりかと思いきや、「やせた女のブルース」で再スタート。
こちらは完璧に一郎ソングとして成立していて圧巻、ギタープレイが冴えまくり松藤さんが活き活きしてます。
開場の時からマック清水もゲストと知り、姿も見えていたので楽しみにしてたらここで紹介されステージへ。
ここでツインドラムとなりイントロが始まると、一発目の音から「グルーピー」と解り一気に涙涙の状況に。
もう生で聴けるとは思ってなかったので、しかもこんな素敵なステージで披露されガッツリ体感出来て嬉しいぞ。
野音以来なのでまさに半年振り、マック清水の妥協ないプレイがヒシヒシと伝わって100%甲斐バンドカラー。
松藤さんも唄っていて気持ち良さそう、完璧な「グルーピー」が再現されこの夜一番の盛り上りになりました。
ここまで期待してなかったので前半で早くも満腹感が、しかしこれで終らず最後は「ビューティフルエネルギー」!!
マック清水も叩くバージョンは初でしょう、全身までガンガン響くライヴハウスならではの音が最高です。
松藤さんのボーカル&一郎のコーラスも良く聴こえて見事、60人以上のシンフォニーよりもむしろパワフルだ。
これもまた完璧に甲斐バンドかと思ってしまうひと時に、ここで盛大な拍手を浴びながら松藤さんが去りました。
休憩が入りドリンク交換へ、生ビールをグイッと乾いた喉が潤い旨いっ。
ここから中盤戦へ、予想通りにキースが現れて後方のARBファンから熱気を感じるでは。
凄い存在感でドラムを叩き始めてのARBナンバーの連発、一郎の唄いっぷりに石橋陵が見えました。
完全に甲斐バンドだったステージがARBカラーに、一郎の輝かしいキャリアがこんな凄い空間を作ってしまっています。
キースが入ると同時に斉藤光浩もギターで加わり、数曲ボーカルも見事に披露。
そしてこの夜、一郎はMCでこんな事を。
「それぞれ皆さん好きな場面があると思うけど、今夜は全部楽しんで下さい」、こんな感じの事を。
リンドン・ARB・甲斐バンド・ソロ・KIT16・甲斐バンド、40周年本当におめでとうございます。
正直ARBの曲は好きじゃないけど、田中一郎が弾ける姿は大好きなので惚れ惚れしながら楽しむ展開に。
後半はキースが抜けてスリーピースバンドで。
20曲目には「Junk T.V.boy」が炸裂して、22曲目の「Sissy R&R」では立ちたいけど皆さん座ったまま。
ガンガンと続く怒涛のラッシュ、遂にキースが再び入ってツインドラムでの「Whisky & Vodka」炸裂です!
とどめは「TOKYO CITYは風だらけ」、激しいプレイが継続されて一郎のギター&ボーカルが鳴り止みません。
アンコールで華々しく「Born to be Wild」で決めると、ここで信じらえない一幕が披露されました。
松藤さんが呼ばれてぴのりのドラムへ、そうです、なんと松藤&キースのツインドラムが実現したのです!!!!!
これは事件と言っても過言じゃない出来事、しかも演奏された曲は「港からやって来た女」。
これぞ40周年おめでとうシーン、こんな素敵な瞬間を一郎ファンで待っていた人は多かったはず。
曲を始める前に一郎から、「実はキース、甲斐バンドのサポートをやった事があります」とカミングアウトも。
こればかりは甲斐バンド色は薄まり、田中一郎オールスターズという色合いで奏でてくれました。
松藤さんがステージを降りキースはそのままで「ラ・ラの女」へ、一郎のボーカルが前半より冴えます。
ダブルアンコールは直ぐに登場、キースも入ってツインドラムのまま。
一郎が作曲したカッコイイARBナンバー「War is Over」「.DANCE MUSIC」が炸裂してフィニッシュ。
小さなステージに7人もの凄腕ミュージシャンが繰り広げた、3時間30曲の素晴らしいライヴとなりました。



【セットリスト】
01.40/60
02.Step Forward
03.Midnight Shuffle
04.クリーニング
05.TWO OF US
06.きんぽうげ
07.ダイヤル4を廻せ
08.EXIT 16
09.やせた女のブルース
10.グルーピー
11.ビューティフル・エネルギー
≪Intermission≫
12.ユニオン・ロッカー
13.トラブルド・キッズ
14.Heavy days
15.彼女はチャーミング
16.イカレちまったぜ!
17.BAD NEWS
18.二人のJammin’
19.パートナー
20.Junk T.V.boy
21.夢の続き
22.Sissy R&R
23.Check it,my heart
24.Whisky & Vodka
25.TOKYO CITYは風だらけ
≪Encore 1≫
26.Born to be Wild (〃)
27.港からやってきた女
28.ラ・ラの女
≪Encore 2≫
29.War is Over
30.DANCE MUSIC



ライヴ後は、3人でShow Boat近くの40年の歴史ある洋食屋さんへ。
Tちゃんが学生時代も利用していたお店は今も健在、ハンバーグで乾杯です!
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