2014/12/28
【日時】2014年12月28日(日)
【会場】日本武道館
【座席】2階東N列21番
【開演】18:40
【終演】21:10
【観衆】13000人
今年もこの日がやって来た!
毎年恒例の12月28日・吉井和哉の日本武道館公演です。
1996年イエモン時代から、この12・28に行ってる歴史あるライブ。
ある年は吉井和哉で、またある年はYOSHIILOVINSON、そして今年は吉井ファンクJrでの公演。
11月に発売された、昭和歌謡曲のカバーアルバムを引っさげての忘年会的な武道館ライヴ。
全く予測のつかないベテランファンも納得出来る、濃厚なステージを披露してくれました。
母が入院する帝京病院を陽が暮れる前に出て、武道館に着いたのが17時半。
ちょうど開場が始まり時計台の横から2階席の階段へ、衰えない吉井和哉の人気に圧倒されます。
今年は北側スタンドにも入れての360℃客席、フラットなステージなので見易いぞ。
座席には新曲やGOODSのフライヤー3枚に加えて、2015年カレンダーも入って良い感じ。
滅多に見に行けない北スタンドを見学したり、南の最上階へ行ってみたり武道館を満喫です。
定刻を過ぎ10分近くに客電が徐々に暗くなりメンバーが入り、一気にスタンディング状態から臨戦態勢に。
するとオープニングは360℃観客が埋め尽くす武道館に相応しい、スピニングトーホールドだぁ!!!
ザ・ファンクスが登場して来るかの様な良い気分になりつつ、物凄く良い音がキレキレで大炸裂します。
これにはもう堪らなく嬉しく恥ずかしながらの狂喜乱舞、思わず「うぉぉ~」と叫んでしまいました。
途中の静まる部分で吉井ファンクJrが入りここから真のスタートへ、真っ赤な太陽が重厚にガーンと!
前半はカバーで押すのかと思いきや、なんと次はいきなりWEEKENDERが始まって大スパーク状態に!!
まさかここで演ってくれるとは実に爽快、こんな展開こそがライヴの醍醐味と言えるでしょう。
ここから昭和歌謡カバーが続き、中でもウォンテッドやサムライが素晴らしく世代ドンピシャで凄くイイ。
VSを挟んで盛り上がりを入れ、更にカバー名曲を続けて何とも言えないド迫力なしっとり感を披露。
10名のオーケストラ陣を入れての厚みがある演奏、いつもと違った年末吉井武道館が心地よく進行します。
10曲目の人形の家で圧倒的な歌唱力を魅せつけてくれると、シュレッダーではより猛パワーを発揮。
ここから一気にグイグイと、13曲目のシベリア鉄道は演奏も凄い迫力で吉井和哉のボーカルも最高潮に。
ライブ終盤に入るとMUSICで広いステージを駆け巡り、北スタンドや西や東の隅々までパーフォーマンス。
そして点描のしくみでの一体感はとにかく素晴らしく、照明の技術も加わって圧巻のステージに惚れ惚れ。
続け様に炸裂したビルマニアで更にヒートアップ!2階の最上段隅々まで熱気が上昇して武道館が熱々に。
本編ラストは再びスピングトーホールドが演奏され、嵐の後の様にステージを後にする吉井ファンクJr。
両サイドのスクリーンにはメンバーの名前がロール上映される演出、この時点でライブは1時間30分経過。
アンコールが始まると、ステージ後方のスペースにズラッと少年少女達40名ほどの姿が並び美しい。
福島県伊達市の小中学生と紹介され素晴らしいハーモニーを奏でて、吉田拓郎作曲の襟裳岬が高らかに。
2番の部分はほぼ少年少女に唄わせる吉井ファンクjr、これには360℃超満員の武道館もほのぼのと。
珍しい一幕を魅せてくれたら、ここからは吉井和哉ならではの世界が一気に広がり凄いひと時が。
まずはアバンギャルドが披露されて超大盛り上がりに、これまでになかった熱気が漂い大興奮状態に!!
これでこそ12・28武道館、この曲を演ってくれると燃えるし何かが吹っ切れて開放感が堪りません。
しかしこの夜はここから凄いことに、アバンギャルドが終わると間髪入れずにSUCK OF LIFEが遂に解禁!!!!!
昨年は年末に福岡では披露されたこのナンバー、ソロの武道館ではお初でイエモン解散からやっと炸裂です。
まさに吉井和哉のライブで一番演って欲しかったナンバーがコレ、待ちに待った瞬間がやって来ました。
正直この日は母の入院なども数日前にありスッキリした気分じゃなかったけど、この瞬間全てが変わりました。
あのイントロから唄い出せれて曲が始まり、「サック!!オブライッ!!」と吉井さんが叫ぶと全てが楽に。
ここからは待ちに待ったこの大好きな曲を真正面から受け止め楽しむことに、まさかまさかのSUCK OF LIFEだぁ。
もちろんイエモン時代の様に長丁場になるも短めに進みフィニッシュ、いやー、本当に嬉しかったぁ。
次にFINAL COUNTDOWNも演ってくれるも、あまりにもSUCK OF LIFEが偉大過ぎて正直格が違い薄く感じます。
そして最後はゴスペラーズ黒人コーラス隊が6人加わり、新曲を客電全開で披露されるも2回の演り直しあり。
「ウォーウォー」とコーラスを入れる部分が360℃超満員武道館にピッタリ、これまたプロレス全盛期のムード。
これで終わりかと思っていたけど、なんともう1回アンコールで出て来てくれて更に新曲のカップリングを。
航海を唄った曲でしっとりナンバー、総勢60名ほどのゲストを加えた素晴らしいステージがこれにて終演に。
ステージから全員が去った後、両サイドのスクリーンに来年のツアーがBGMに乗り大発表される素敵な演出が。
最後の最後には2015・3・18NEWアルバムリリースの文字が、吉井さん、最高の忘年会ライブを今年もありがとう。
【セットリスト】
01 SPINNING TOE HOLD ~OPENING~
02 真っ赤な太陽
03 WEEKENDER
04 ウォンテッド(指名手配)
05 おまえがパラダイス
06 サムライ
07 VS
08 夢の途中
09 あの日にかえりたい
10 百合コレクション
11 人形の家
12 シュレッダー
13 さらばシベリア鉄道
14 MUSIC
15 点描のしくみ
16 ビルマニア
17 SPINNING TOE HOLD ~ENDING~
E1 襟裳岬
E2 おそそブギウギ
E3 アバンギャルドで行こうよ
E4 SUCK OF LIFE
E6 FINAL COUNTDOWN
E7 クリア
E8 ボンボヤージ
【バンドメンバー】
吉井和哉/ボーカル&ギター
日下部政則/ギター
三浦淳悟/ベース
吉田佳史(TRICERATOPS)/ドラム
鶴谷崇/キーボード
ライブ後は飯田橋へ出て、「くいしんぼ」というステーキ店で夕食を。
ここのハンバーグが安くてメチャ美味しい~、また武道館ライブがあったらここで食べたい。