ひろば 研究室別室

川崎から、徒然なるままに。 行政法、租税法、財政法、政治、経済、鉄道などを論じ、ジャズ、クラシック、街歩きを愛する。

大南大橋付近から

2015年02月04日 00時40分07秒 | 旅行記

 〔今回は、「待合室」の第127回として、2005年1月17日から24日まで掲載したものの再掲載です。なお、一部を修正しています。〕

 1997年4月に大分大学教育学部(現在は教育福祉科学部)に就職して以来、7年間、大分市に住みました。自動車(日産パルサーJ1J→日産ウイングロードX)を持っていましたので、市内のほとんどの地域を走っているのですが、いざ写真となると意外に少ないことに気づきました。いつもカメラを持ち歩いていた訳ではありませんし、何度も足を運んでいた所ですと、写真を見なくとも頭の中に情景が浮かんできます。ただ、住み慣れた所を離れると、もっと色々な場所の写真を撮影して記録としておけばよかったと思っています。

 さて、2004年4月から大東文化大学法学部に勤務し、川崎市を根拠地とするようになった私ですが、九州での仕事も行いました。そのうちの一つが、夏、西南学院大学法学部での集中講義(福岡)でした。この時は、オフの日に天神で使い捨てカメラを買い、天神、博多の川端、西戸崎、宇美などへ行って撮影をしました。

 そしてもう一つの仕事が、12月下旬、大分市にある某専門学校での集中講義でした。26日だけがオフでしたので、せっかくだからということで、バスで大分市の郊外へ行きました。大分市に住んでいた時には、少なくとも毎週1回は車で走っていた所です。

 大分駅前から国道10号線を車で10キロメートルほど走り、大分川と大野川を越えると戸次(へつぎ)地域に入ります。大分大学からですと、当時の私の自宅と反対の方向に走っていくのですが、どうしてここによく足を運んでいたかというと、食事を取るためです。店の名前は伏せておきますが、戸次には私が気に入っている中華料理屋がありました。安いし、量もちょうどいいし、けっこう美味しいのです(東京ではまだお目にかかれないような店でした)。12月26日にバスに乗って戸次に行ったのも、この店で昼食をとることが目的でした。 初めて入ったのがいつだったか覚えていないのですが、たまたま入ったところ、美味しかったので通うようになりました。

  上の写真は、前田バス停でバスを降りてすぐに撮影したものです。この辺りはドライブインのような店が多いので、食事には困らないでしょう。手前の建物の奥のほうに神社があり、大野川の河川敷が広がっています。写真の手前の車線は犬飼、佐伯、延岡方面、奥の車線は大分市の市街地、別府方面です。

 いつも自動車で通っていたのですが、この歩道を歩いたことがなかったのでした。これをまっすぐ進むと、目的の店に行けます。たまたま見つけたのですが、何度行ったことでしょうか。ゼミ の学生たちと入ったことも2回か3回ありました。ついでながら、12月25日の夕方には、ゼミの卒業生など5人と飲んでいました。

  ちなみに、先の交差点を右に曲がると大南大橋、左に曲がると臼杵石仏のほうに出ます。大南大橋を渡ると豊肥本線が通っているのですが、この辺りに行くにはバスのほうが便利です(但し、本数は少ないので注意して下さい)。豊肥本線ですと竹中駅が近いのですが、かなりの距離を歩くことになります。

 川崎に帰ってから、ススキを見ることは非常に少なくなりましたが、大分市内では所々で見ることができます。不思議なもので、大分市に住んでいた時には、ススキなどにあまり心を留めることはなかったのですが、川崎でも高島平でも、私の通勤経路では見ることができないので、撮影してみました。

 国道10号線の反対側に神社があります。入ったことがあったかな、などと思いながら撮影しました。

 この付近も、少々変化がありました。バスに乗り、私の自宅があった賃貸マンションのそばの宮崎南交差点を通った時、敷戸駅を通った時も、いくつかの店がなくなったり、別の店に変わっていたりしたのですが、前田バス停から大南大橋にかけても、いくつかの店がなくなっていたりしていました。離れると気になるものなのです。

 久しぶりに行った中華料理屋の味が落ちておらず、安心しました。さてどうしようかと思い、バス停の時刻表を見たのですが、2時間近くも待たなければなりません。仕方がないので竹中駅まで歩くことにしました。以前にも取り上げた無人駅、多分、大分市で最も利用客が少ない駅です。自宅から竹中駅までおよそ15キロメートルを歩いたこともありましたが、夜の竹中駅の寂しさは格別でした。

 これから大南大橋を渡り、竹中へ向かいます。渡り終えるとすぐに大字竹中です。この橋も、大分市に住んでいた時には自動車で何度も渡りました。白滝橋から犬飼までの県道があり、国道10号線が渋滞している時には抜け道として使っていました。実は、この橋を歩いて渡ったのは、大分市を離れて9ヶ月ほど経ったこの日が初めてのことです。

大野川の河川敷です。奥の山の向こうに、高江ニュータウン、そして大分大学があります。大野川は、この先、判田で大きく右に曲がり、宮河内、鶴崎方面に向かいます。

 大字竹中の冬田辺りを眺めています。豊肥本線は集落の背後のほうを走っています。奥の山のほうも、何度か自動車で走りましたが、非常に道が狭く、走りにくいところです。何しろ、離合ができない、坂が急である、大きな石が転がっているというような所です(特に夜は危険です)。それでも、黒仁田林道に入ってしばらく進むと、大分市を眺めることができる静かな場所があり、仕事に詰まった時の気分転換などに出かけていました。自動車を運転すること自体が気分転換だったのかもしれませんが。

 中竹中方向です。この待合室でも取り上げた大字河原内に行くには、中竹中を通り、竹中中学校の前を通って行きます。2004年12月26日の時点においては大分の市街地からバスが出ていましたが、時刻表を見て驚きました。私が大分を離れてから、1日2本に削減されていました。しかも、河原内から大分の市街地に向かうバス路線はなく、判田の白滝橋付近にある辰口バス停までなのです。過疎化が進行していたのでしょうか。なお、このバス路線はその後廃止されてしまいました。従って、中竹中、河原内方面には自家用車かタクシーで行くしかありません。

晴れていたはずですが、雲の関係でこんな写真ができました。

 戸次で食事をしたりすると、よく、ここの本屋に寄り、雑誌(音楽関係など)か新書を立ち読みし、時々買っていました。ここで大分大学の学生がアルバイトをしていて、「どうしてこんな所に来たのか?」というような顔をされましたが、大分大学に勤めていた頃の私は、自動車などを使ってあちらこちらを動き回っていました。とくに、宮崎南交差点の本屋、羽屋の稲葉バス停のそばにある本屋、そしてここには、何度も入り、音楽関係やアウトドア関係の雑誌、さらには自動車関係の雑誌などを読んでいました。

 大分市内にある多くの本屋には、CD売場、レンタルビデオのコーナーがあります。川崎市ではあまり見かけませんが、大分市を初めとした大分県内などでは当然の存在です。ただ、私は、六本木WAVEが閉店するまで大分市内でCDを買ったことがなく、その後は大分市中央町で購入していました。また、大分に住んでいた7年間、レンタルビデオのコーナーを利用したことは全くありません。

  この日、大南大橋を渡り、中竹中を通って竹中駅へ行きました。


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