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ひろば 川崎高津公法研究室別室

川崎から、徒然なるままに。 行政法、租税法、財政法、政治、経済、鉄道などを論じ、ジャズ、クラシック、街歩きを愛する。

サントリーホールでイツァーク・パールマン(Itzhak Perlman)

2017年10月30日 00時17分50秒 | 音楽

 10月29日、関東地方でも時折強い雨が降る中、妻と一緒にアークヒルズのサントリーホールへ行きました。「FUJI XEROX Presents Perlman Violin Recital Japan tour 2017」の初日が行われたためです。

 お客さんも多く、会場では「満員御礼」の札も掲げられていました。どうでもいいことですが、この札の字が勘亭流で書かれており、後楽園ホールと間違えているのではないかと思いました。「笑点」の収録ではないのだから、という訳です。もっとも、サントリーは「笑点」のスポンサー企業でもありましたね。

 御年72歳、幼少時の病気による身体障害を抱えながらも一流のヴァイオリニストとして活躍してきたパールマンさんの演奏は、勿論、テレビやラジオでも聴いていますし、何セットかCDも買っています。とくに、バッハの無伴奏ヴァイオリンソナタとパルティータ全曲集は、大学院時代に六本木WAVEで購入して以来、何度となく聴き返してきました。また、アイザック・スターン生誕60周年記念コンサートでの演奏も忘れられないもので、実は私がパールマンさんの演奏を初めて聴いたのが、そのコンサートの録音です(LPがCBSソニーから出ており、秋葉原で購入して、これも何度となく聴いています)。

 今回は、次の曲が演奏されました。

 前半

  シューベルト:ヴァイオリンとピアノのためのソナチネ第1番二長調D.384

  ベートーヴェン:ヴァイオリンソナタ第9番イ長調作品47「クロイツェル」

 後半

  ドビュッシー:ヴァイオリンソナタト短調

  当日案内の「ヴァイオリン名曲集」

   チャイコフスキー:弦楽四重奏曲第1番ニ長調第2楽章(「アンダンテ・カンタービレ」)

   フィオッコ:アレグロ(パールマンさんは「鈴木メソッドの第4巻か第5巻かに取り上げられている」というようなことを言われていましたが、そうだったでしょうか? 記憶にありません。)

   クライスラー:クープランの様式によるルイ13世の歌とパヴァーヌ

   プロコフィエフ:「3つのオレンジへの恋」より行進曲

   ウィリアムズ:シンドラーのリスト

   クライスラー:中国の太鼓

 アンコール

  ヴィエニャフスキ:エチュード、カプリースより第4番

 我々が座ったのは1階の前から2列目の左側で、パールマンさん、ピアノのロハン・デ・シルヴァ(Rohan De Silva)さんの背中は見えますが、ヴァイオリンなどはあまり見えません。そのせいなのか、それとも大ホールであったからか、ヴァイオリンの音が少々聴き取りにくいようにも思えました。時折、パールマンさんがヴァイオリンを正面に向ける時には聴き取りやすかったということも記しておきます。

 また、シルヴァさんのピアノについては、これほどピアノ伴奏という言葉が似合う演奏もないだろうと思えてきたほどですし、伴奏に徹しているという感じもするものでした。

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南武線の駅ナンバリング

2017年10月29日 00時02分44秒 | 写真

最近、南武線で駅ナンバリングが実施されました。武蔵溝ノ口駅はJN10、武蔵新城駅はJN09です。

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「ものづくり」も、所詮は神話か

2017年10月28日 00時00分00秒 | 日記・エッセイ・コラム

 日本人は神話が大好きなのでしょうか。

 「ものづくり」も、所詮は神話でしょう。わざわざひらがなで記すところが胡散臭いところでもあります。

 脆くも2011年3月11日に崩れ去った、原子力発電所の安全神話が、日本人が大好きで、深く信じてきた神話の代表ですが、神戸製鋼、日産自動車、スバル(SUBARU)……。時事通信社が、今日の20時55分付で「製造業、相次ぐルール軽視=揺らぐ『日本品質』」(https://www.jiji.com/jc/article?k=2017102701325&g=eco)として報じていて、その中で、トヨタ自動車の社長が「原因究明と再発防止を徹底することが『日本の「ものづくり」の強み』であり、『今こそしっかりやるべき』」と強調した」と語ったそうですが、何年も無資格者が検査を担当してきたこと自体、「ものづくり」が神話であることを物語っています。もっとも、無資格者であるから技術も経験もないという訳ではありませんから、一概には言えませんが、「ものづくり」を疎かに考えている人が少なくなかったことを端的に示しているとは言えます。

 このように記すと、「他の会社とかも同じようなことをやっているよ」と言われます。うちの妻にも言われました。そうであるなら、なおさら日本人に「ものづくり」は似合いません。今すぐにでも、まずは神話を捨て、「ものづくり」もやめてしまうほうがよいでしょう。どうせ「ものづくり」への誇りも何もないのですから(せいぜい、虚栄心などがある程度でしょう)。

 競争相手が手を抜いているなら、自分はいっそう手を入れて良い品を作るのが、本当の「ものづくり」でしょう。他人もやっているから自分も同じようなことをやる、というのでは、目新しさも何もありません。世界的に見て、日本の製造業が競争力を失った理由がわかるような気がします。

※※※※※※※※※※

 余談めきますが、鉄道車両で使われているステンレスを見ると、例えば、デビューから40年以上が経過する東急8500系の車体の外板は、今でもステンレス鋼のあの光沢を保ち続けていますが、最近の軽量ステンレスの車体では、登場して1年か2年も経つと光沢を失っています。どうかすると錆らしいものも目に付きます。ダルフィニッシュということもあるのですが、それでは説明がつかない違いも見受けられるのです。

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出雲大社

2017年10月25日 00時46分07秒 | 旅行記

 私は、2009年4月1日から2011年3月31日まで、大東文化大学法学部法律学科主任を務めておりました。

 そのため、2010年7月31日と8月1日、鳥取県米子市と島根県松江市へ出張しました。仕事が終わって、そのまま出雲空港へ向かって帰るのも味気ないので、松江しんじ湖温泉駅から一畑電車に乗り、出雲大社に行ってみました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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台風21号

2017年10月22日 18時33分04秒 | 日記・エッセイ・コラム

 17時30分に、川崎市でも、土砂災害警戒区域に「避難準備・恒例者等避難開始」が発令されました。詳細は次の頁に掲載されています。

 幸区、中原区、高津区、宮前区および多摩区について http://portal.kikikanri.city.kawasaki.jp/common/general/urgentnews/2017/12973/urgentnews.shtml

 麻生区について http://portal.kikikanri.city.kawasaki.jp/common/general/urgentnews/2017/12975/urgentnews.shtml

 例として、高津区では、「梶ケ谷3丁目、梶ケ谷4丁目、梶ケ谷5丁目、梶ケ谷6丁目、上作延、久地1丁目、久地4丁目、下作延、下作延1丁目、下作延2丁目、下作延4丁目、下作延5丁目、下作延6丁目、下作延7丁目、久本1丁目、久本2丁目、溝口2丁目、向ケ丘、蟹ケ谷、子母口、子母口富士見台、新作1丁目、新作2丁目、新作3丁目、末長1丁目、末長2丁目、千年、野川、久末のうち、土砂災害警戒区域に指定されている区域」となっています。

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あてにならない

2017年10月21日 10時37分44秒 | 社会・経済

 神戸製鋼の不正問題が日に日に大きくなっています。

 そこでよく出てくるのが、自浄能力というものです。

 しかし、これほどあてにならないものはありません。

 そもそも、自浄能力があるならば、問題を起こしませんし、起こしたとしてもすぐに解決し、問題を大きくするようなことはありません。

 こう考えるべきでしょう。

 そもそも、自浄能力というものはない。仮にあるとしても、程度の低いものである、と。

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これが今の日本企業の実力、か?

2017年10月19日 19時51分57秒 | 社会・経済

 東芝、神戸製鋼、日産自動車。

 これらの会社が示しているのは、今の日本企業の実力の一端なのでしょうか。

 体質を世に知らしめたのは明らかです。

 ますます世界に通用しない国になるのでしょう。IT関係は、もう浮上することができないと思われます。

 どうせのことなら、いっそうのガラパゴス化を目指すほうがよいかもしれません。

 

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溝口四丁目で何となく撮影

2017年10月15日 10時33分38秒 | まち歩き

 

 

 

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鉄道軌道整備法における該当条項

2017年10月14日 17時12分32秒 | 社会・経済

 10月5日23時42分00秒付で「JR九州、いっそうの無人駅化促進 ローカル線の廃止についての議論も開始か」という記事を掲載しました。そこで、次のように記しました。

 「話は、JR九州が連結経常損益において黒字を計上していることでややこしくなります。東日本大震災により、東北地方にあるJR東日本の路線と似たような話になるのです。鉄道軌道整備法という法律の存在が厄介なものになっている訳です。赤字を計上している鉄道会社であれば、政府の支援対象になります。しかし、被災した区間が赤字であっても、会社が赤字でなければ、同法による政府の支援対象にはなりません。」

 「鉄道軌道整備法については、黒字事業者についても政府による支援の対象としうる旨の改正を行う予定でした。しかも、それは、結局は衆議院の解散のためだけに、何らの実質的な審議も行われないままとなってしまった今秋の臨時国会に改正法律案が提出される予定だったのです。」

 新聞記事等には、法律の名称は書かれていても第何条かが書かれていないことが多いので、そのままでは法律にいかなることが書かれているかわからないという場合も少なくありません。そこで、鉄道軌道整備法(昭和28年法律第169号)を参照してみました。

 問題となっているのは、おそらく以下の条項でしょう。

 

(助成の対象とする鉄道)

第三条 この法律の規定に基く助成の対象とする鉄道は、第一号若しくは第三号に該当するものとして国土交通大臣の認定を受けたもの、第二号に該当するもので当該改良計画につき国土交通大臣の承認を受けたもの又は第四号に該当するものとする。

 一 天然資源の開発その他産業の振興上特に重要な新線

 二 産業の維持振興上特に重要な鉄道であつて、運輸の確保又は災害の防止のため大規模な改良を必要とするもの

 三 設備の維持が困難なため老朽化した鉄道であつて、その運輸が継続されなければ国民生活に著しい障害を生ずる虞のあるもの

 四 洪こう水、地震その他の異常な天然現象により大規模の災害を受けた鉄道であつて、すみやかに災害復旧事業を施行してその運輸を確保しなければ国民生活に著しい障害を生ずる虞のあるもの

2 前項の規定により承認を受けた改良計画を変更しようとするときは、国土交通大臣の承認を受けなければならない。

 

(補助)

第八条 政府は、第三条第一項第一号に該当するものとして同条の規定により認定を受けた鉄道の運輸が開始されたときは、当該鉄道事業者に対し、毎年、予算の範囲内で、当該鉄道の事業用固定資産の価額の六分に相当する金額を限度として補助することができる。

2 政府は、第三条の規定により改良計画の承認を受けた鉄道の当該改良が完了したときは、当該鉄道事業者に対し、毎年、予算の範囲内で、当該改良によつて増加した事業用固定資産の価額の六分に相当する金額を限度として補助することができる。

3 政府は、第三条第一項第三号に該当するものとして同条の規定により認定を受けた鉄道につき適切な経営努力がなされたにかかわらず欠損を生じたときは、当該鉄道事業者に対し、毎年、予算の範囲内で、当該鉄道事業の欠損金の額に相当する金額を限度として補助することができる。

4 政府は、第三条第一項第四号に該当する鉄道の鉄道事業者がその資力のみによつては当該災害復旧事業を施行することが著しく困難であると認めるときは、予算の範囲内で、当該災害復旧事業に要する費用の一部を補助することができる。

5 前二条の規定は、前項の規定により補助を受けた鉄道事業者(当該補助に係る災害復旧事業を完了した者及び第十四条の規定により当該補助金の全部を返還した者を除く。)について、準用する。

6 災害復旧事業の範囲、補助率その他の第四項の規定による補助に関し必要な事項は、政令で定める。

7 政府は、独立行政法人鉄道建設・運輸施設整備支援機構法(平成十四年法律第百八十号)の定めるところにより、第一項から第四項までの規定による補助金の交付を独立行政法人鉄道建設・運輸施設整備支援機構を通じて行うことができる。

8 前項の規定により同項に規定する補助金の交付が独立行政法人鉄道建設・運輸施設整備支援機構を通じて行われる場合には、次条及び第十条中「国土交通大臣」とあるのは、「独立行政法人鉄道建設・運輸施設整備支援機構を通じて国土交通大臣」とする。

 

 直接的に問題となるのは第8条第4項でしょう。JR東日本が「鉄道事業者がその資力のみによつては当該災害復旧事業を施行することが著しく困難であると認められ」ないと考えられるためです。

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おしらせです(2017年10月12日)

2017年10月12日 00時00分00秒 | 本と雑誌

 管理人の権限を利用して、おしらせです。

 東海教育研究所が発行する「望星」の2017年11月号が刊行されました。

 この号の特集は「沿線地図② ラブユー京急ー赤い電車は歴史を乗せて―」ですが、「『青ガエル』vs『ダルマ』、軍配はどちらに」という記事は、私へのインタビュー記事となっています。

 川崎市高津区出身者として、あまり京浜急行になじみはありません。その点を踏まえてお読みいただければ幸いです。

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