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こころ虹色水色空の彩

~心ニジイロミズイロソラノイロ~

空と水と石と花と夢とヘミシンク。

天使の翼 心がはばたくとき

2011年05月09日 19時59分07秒 | 本のはなし

今日は休みでした。休みなのだから、その休みを楽しめばいいのに、頭の中はいつも その「今」ではなく、明日の仕事がいやだなーとかそういう「現在ではない時間」のイヤなことを考えていて、心から休みを楽しむことができない。

このあいだハワイに行った時も、ハワイを楽しめばいいのに、帰国したら仕事どうしよう、見つかるかな、とか考えて不安になってばっかりで、心からハワイを楽しめなかった。そんな「今」を楽しめない自分がホトホトいやになる。で、今、仕事がみつかり、その仕事にがんじがらめになった今になって、「ああ、ハワイのあの海と空と椰子の葉が風に吹かれる様子、癒されたなー。もっと浸ればよかった。」とつくづく思うのだ。あの時はそんな心境じゃなかったのに。

今を楽しめばいいのに、それができないでいる。

で、今日はまた違う図書館で本を借りて来た。図書館というか、近くの小さな市民センターの中に小さな小さな図書スペースがあって、それを最近知ったので・・・・。家から車で10分。 こんな近くにあったなんて知らなかったな。市民センターなんて行くことなかったもんね。こないだ、健康保険の手続きに行って初めて知ったのだった。

今日借りた本は4冊。やはり、小学校高学年向きの細かい字の小説。子供向けの本が私は好きだ。純粋だし、大人向けの本みたくドロドロしていない。

早速、家に帰って読破したのが、これ。 ポプラ社 「天使の翼 心がはばたくとき」(倉橋耀子作)だ。

私はなんでこうも自分に合ってる本を見つけるのがうまいんだ!ただ、タイトルと最初の1ページのつかみをチラっと読んで、借りるのを決めることが多いんだけど、けっこう当りが多い。

このお話の主人公の女の子と自分がかぶる部分が多い。繊細で人の怖さが見えてしまい、人間恐怖症で、いつもやけにオドオドびくびくしてしまう。どこにいても 「ここは自分がいるべきじゃない」と思い、自分がどこにいても浮いている気がしてしまう。 この物語に出てくる「美佳」っていう性格の超悪い女の子にいじめられ・・・・ってとこまで一緒じゃないか。 

お花のスノードロップを介して知り合ったおじいさんと仲良くなり、だんだん心を開いてゆき、勇気のある人間に変わっていく。そして、最後には美佳とも仲良くなり・・・。

読みながら、最初の方はあまりにいじめがひどくて、そして、嫌な人間がいっぱい出て来て、心が痛くなった。自分とかぶり、いろいろ思い出してしまって気分が悪くなった。でも、読みすすめるに連れて、最後は感動して涙してしまった。

子供は無邪気で何にも悩みがなくていいな、なんて大人は思うけどさ。いろんな子供向けの本読んで、子供だっていろいろ大人と同じような悩みを持ってものすごく苦しんで生きてるんだなって思う。そういえば、自分も子供だった時、やっぱり、何も悩みがなかったなんてことはなく、やはり人間関係でずっと苦しい目にあってきた。自分の周りだけにひどい人がいて、世の中、他のどこにもそんな人はいなくて、ただ、自分だけがひどい目にあっているに違いないなんて思っていたけど、でも、自分だけじゃないんだなって。ひどい人はどこにでもいるし。でも、いい人もいるんだなって。あまり出会ったことないけど。

明日やはり仕事行きたくないけど、でも、少し気分がマシになった気がしないでもない。

今、ヒーリングの音楽を流しながらこれを書いてるからかな。

ちなみに「スノードロップ」の花言葉は「逆境の中の希望」だって。

 

 

 

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