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こころ虹色水色空の彩

~心ニジイロミズイロソラノイロ~

空と水と石と花と夢とヘミシンク。

すべての内側に真実を。

2012年06月13日 23時18分43秒 | ふと思うこと
以前にまるの日さんにガイド拝見をしていただいて、

「すべての内側に真実を。 物事の外だけ見て判断してはいまひとつ真の
姿を見抜けませんナ」的なメッセージを頂き、あの時は、こういう解釈
していたのですが、最近、違うなって思いまして、真実はこうなのじゃないかと
思い始めました。

それは・・・

人は口に出す言葉や態度がそのまま本音とは限らないということ。

心の中にものすごい悲しみを抱えていても、それを表に出さずに、それとは
全く逆に明るく振舞っていたりすることが多いので、そこを見抜けという
ことかもしれない。 


先日、刑務所を出所したばかりの男が通り魔殺傷事件を起こしたというニュース
があった。容疑者は、事件を起こす前に親戚に会い、笑顔で就職先がみつかった
と言っていたようだ。しかし、実際には見つかっていなかった。

殺傷事件を起こすほど、心の中には闇が広がっていたのだが、他人には
明るく振舞っていた。


これは、何もこの容疑者だけに限らず、普通の人、誰にでも往々にしてあること
なのだ。もちろん、この私にも。 よほどの心を許せる昔からの友達とでも言う
のでない限り、人は心の悲しみを表に出さないことが多いのだ。


ものすごい辛いことがあった人がいたとして、

「大丈夫?」
と聞いたとしよう。


「うん、大丈夫、もう全然気にしてないし!!もう立ち直ったよ。
と笑顔で答えたとしたら・・・


それをそのまま真実として、100%信じて「あ、もう大丈夫なんだな。」
と思う人も多い。

しかし、その人の表情の片隅に潜む陰りとか、瞳の奥に映る悲しみの色を見抜け
ということ。もちろん、それで本当に大丈夫な人もいるんだけど、それは偽りで
ある場合もある。


それこそが真実であるということ。

実際に「大丈夫だよ」と笑顔で別れた後、自殺してしまったという話なんて
ザラにあるんだ。

そして、「笑顔だったのになんで!あの後、急に気持ちが変わったのだろうか。」
なんて思うのは、考えが浅いってこと。そうじゃなくて、もともと笑顔の裏に
悲しみが隠されていたということ。




「物事の外見」というのは、何も美人・不細工とか容貌のことを指しているのでは
ないのだ。外側に現れている態度や言動のことを指しているのではないだろうか





そして、余談にもなってしまうけど、うちの猫ってのは、死んだ弟の忘れ形見
であり、私たちは4年半ぐらい前から一緒に住んでいるんだけど・・

実は、私の母にしか懐いていなくて、本当に他の人に触られることを拒むのです。
触りさえしなければ、(ただ見てるだけとか、触らずに話しかけるだけとか)
全然機嫌よさそうなんですが、とにかく触られるのがダメで。

機嫌よさそうと言っても、他の一般的な猫に比べたらかなり無愛想な方なのですが。


ちょっと手を伸ばすと毛を逆立てて「シャーー」って牙を剥き出し、威嚇を
をするのです。まるで化け猫かってぐらいの形相となる。


私の父なんか、そうされると、ものすごい逆切れして怒り狂って、
「なんだ、このやろう!!」とかって、物を投げつけたりするんですね。

そして、うちに来るお客さん達に必死に、いかにうちの猫が恩知らずでヒドイ猫
なんだというのを切々と訴えるんですね。もうこれでもかとばかり悪口を言いまくる。
正直、それもわかるんですよ。普通に考えれば、そう思っても仕方がない。

でも、そうじゃないんだよ、ということ。

ものごとの外見だけを見て 「この猫は威嚇するから、ヒデー猫なんだ!」
とそのまんま解釈するのではなく、「なんで、この猫はこうなんだろう。
もしかしたら、この家にもらわれてくる前の家でひどい扱いされてて、それが
トラウマになってるのかもしれないな。」
とか考えてみようということ。

でも、うちの猫は本当に、生まれてやっと目が開いたばっかりの赤ちゃんの頃に
もらわれて来たので、さすがに前の飼い主も、あんな小さい猫に虐待はしない
だろうと思うのです。

とすると、もしかしたら、この猫の過去世に何かあるのかもしないな、と
考えるわけです。

で、過去世で虐待されていたという事実があったとなると、それが潜在意識
に刻まれていて解放できてないわけなので、今世でも、自分を護る為に、
触ろうとする人間を威嚇するという行動に出るわけなんだという理由が理解
できるのですね。



なのに、それもわからず、

「この猫は、なんて性格が悪いんだ!全然かわいくねー。こんなに毎日餌を
やってるのに、なんで俺がここまで嫌われなくちゃならねぇんだ。
そっちがそうなら、俺だって憎らしくなるよ!ぶちのめしてやるか!」

とか言ってる父は、つまり、「物事の外だけを見て判断して」いるのです。

真実は、父のことを憎んで威嚇してるわけではなく、猫は自分を必死で護っている
だけなのです。

まぁ、こういうことを父に説明しても理解できないタイプだし、こちらが頭が
おかしい扱いされてしまうので、まぁ言いませんが。

私も最初4年前は、この猫を父が思うように「外」だけ見て嫌っていたのですが、
ある時、真実に気づいたら、かわいく思うようになりました。

触ることなしに、毎日名前を呼んで話かけたり、餌をあげたり、おもちゃで
遊んだりしているうちに、だんだん向こうの心が開いて来たのか、2年ほど
前から自分から私の足に擦り寄ってくるようになり、私が食事してると、
横に来てチョコンと座るようになり、私が帰宅すると、出迎えてくれたり
するようになりました。そして、つい最近、やっと触っても威嚇しないように
なったのです。



このメッセージをもらった頃に抱えていた悩みのことを考えると、やはり
この解釈で正解なんだな、と思っています。






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