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ISなるもの

2015-11-23 22:25:06 | アジア情勢複雑怪奇

さっき、アメリカの国会議員の人が、アサドとか寝ぼけたこと言ってないでIS討伐に精を出せという提案をした話を書いたけど、アメリカ人の一般人の少なくない人の中では、ISってのが結局現政権が作ったユニットやろ、という点に白けているというか、くだらね~みたいになっちゃってる。

さっきfree republicというアメリカの軽めの軍オタ(結構軍歴のある人が登場する)がよく集まる、にーちゃんたちの掲示板を開けたら、ロシアRTが、ロシア軍は48時間で400か所以上の拠点を叩き、5日間でタンカー1000隻をぶち壊しましたとかいう記事がクリップされていた。やっぱりアメリカはISを叩いてなかったわけだよな、という感想が当然つく。

Russian airstrikes destroy 472 terrorist targets in Syria in 48 hours, 1,000 oil tankers in 5 days
http://www.freerepublic.com/focus/f-news/3363903/posts

で、その中にあったのがこの漫画。出どころ不明。でも面白い。

 

 

オバマが何といっているかというと、

「ウラジーミル、君は信じないかもしれないね! でもね、僕は今ほら一人捕まえたんだよ!」

つまり、オバマは部屋の中でテロリストと握手していたところ、プーチンが入ってきたのでそんなことを言っている、と。

いや~、誰が書いたのこれ。うまいじゃないの(笑)

笑ってしまったけど、でもこれがほとんどアメリカ人しか見てない(私の数年の観察ではそんな感じです)サイトに貼られてて、まぁそうだねになっちゃうのが、現状の、少なくとも一端なんですよね。

もう一つは、こっちのある意味正統派の風景。シリアの人が、オバマがISISに水やってるやないかい、という絵をもって記念写真、と。

 

なんてかさぁ、「パリ同時多発テロ」がどうしたとかいう話題は属国である各国では結構真面目に取り扱われているようなんだけど、属国じゃないアメリカと、属国じゃないロシアじゃ問題はそこじゃない、って感じ。

アメリカじゃ、問題設定は、どうするんだよアメリカ、このまま違法戦争続けるのかよ、だし、ロシアでは、ロシア機爆撃の実行犯が誰かは問題だがいずれにしてもアメリカとその仲間たちによる支援に決まってるので(カタール説が濃厚らしい)、次に何か仕掛けられないようにしなくては、揺さぶられたり振り回されてはいけない、という実にプラクティカルな方向に行っているという感じ。

興味深い展開だ。

 


安保条約の成立―吉田外交と天皇外交 (岩波新書)
豊下 楢彦
岩波書店

 

オリバー・ストーンが語る もうひとつのアメリカ史 1: 2つの世界大戦と原爆投下 (ハヤカワ・ノンフィクション文庫)
大田 直子,鍛原 多惠子,梶山 あゆみ,高橋 璃子,吉田 三知世
早川書房

 


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2 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

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『ISは税金泥棒』 (ローレライ)
2015-11-24 03:21:06
『ISは税金泥棒』だとアメリカ国内では認識されている!
返信する
乗っ取られた (ブログ主)
2015-11-24 17:33:04
いやもう、アメリカで主流メディアを頭っから信じている人以外の人は、アメリカは乗っ取られたという認識っぽいですよ。税金泥棒とかいうスケールじゃなくて。
返信する

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