ベネズエラはマドゥロ大統領がウルグアイの提案に乗ってもいい&早期の総選挙を提案してる。
一方でヨーロッパの提案などは糞みそ、アメリカは侵略者アメリカ出て行けのトーン継続。
ということで、最初にちょっと思った通り、地域で話し合うメカニズムの模索の試みとなるのかなという感じがちょこっと出て来た。油断できないなんてものじゃないが。
破壊が無ければ、時間をかけて製油所と決済システムの問題を解決していくことになるんだろうと思う。チャベスはそこまでできなかったことが問題だったんだなと改めて思う。
それはそれとして、ユーラシア側では中国と米国がうだうだうだといろいろ問題はあるが、しかし、アフガニスタン撤退というのが実際問題最も真剣な問題だろうと思う。
トランプは撤退すると言いきっているものの、反対が強く残る。特に、今や好戦一方のいわゆるリベラル系統が固執しているのが凄いわ、ほんと。
今日The Guardianに載っていた記事なんか、別の方法でしがみつく感じがしてキモイ。
米はアフガニスタンを破壊したんだから、ただ出て行くだけではなくアフガン社会のすべての層と話し合って連携して云々カンヌンと要するに、関われってことでしょ。次のために(笑)。
The US has ruined Afghanistan. It can’t just walk away now
https://www.theguardian.com/commentisfree/2019/feb/08/us-afghanistan-civil-war-fundamentalist
しかし、アフガニスタンの人たちは総じて、そしてタリバンは過激に、まず外国兵出て行け運動を繰り広げてたようなものなわけで、そんな適当な言い訳を信じるほどナイーブじゃないっしょ。
どうしてこうなるのか。
そりゃだって、結局、アフガニスタンを制覇してそこを根拠に中央アジアを荒らしまわりソ連/ロシアを破壊し、イランを孤立させ、イランのレジームを好みに変える、ってのが西側の世界戦略だからっしょ。
つまり、今そこを引くということは、この戦略は少なくとも当面できませんと言うことになる。まぁ、言わないだろうが、示唆されているのはそういうこと。
すでに、タリバンが漏らしたところによれば、アメリカは4月に半分撤収すると約束したという話。
タリバンが、アメリカがアフガニスタンに駐留する兵士の半数を4月に撤収させることを約束したと明かした。
既に、イタリアは先鞭をつけた。
イタリア、アフガニスタンからのイタリア軍撤退計画を発表
https://jp.sputniknews.com/politics/201901305867430/
ロシアは、
米軍は遅かれ早かれ出て行くことになる。メンツをつぶさないよう撤退しなければならないだろうからそのための支援はやぶさかでない、と大統領補佐官の一人が言ってる。
すると、問題はイスラエルっつーことになるわけで、それはつまりイラン問題が正念場みたいな感じのタイムラインと考えるべきなんでしょう、多分。そもそもトランプは、イランとのディールをぶち壊してここまで来ているんだし。
折から、米共和党がトランプ支持に回ってる感じなので、ここに共和党とはイスラエル真理教集団(ランド・ポール以外)だという内実を代入すると、トランプはイスラエル真理教集団を抱え、宗教右派と中南米マフィア派(旧オリガーキ復権派とでもいうべきか)を抱えるという、もうね、悪の総合結社みたいになっている。
民主党も2/3教はイスラエル真理教だから調整に回る勢力がいない。安全保障的に考えれば怖すぎる。
対するイランはといえば、ハメネイさんが、トランプが一般教書演説でイランを悪者として言及したことに抗して、「アメリカとは邪悪さと暴力の具現化である」とか言ってイラン空軍に発破かけてる。
Ayatollah Khamenei: US 'embodiment of evil, violence'
しかし、アフガニスタン撤退が本当だとしたら、イランはやれないことを意味するだろうと思う。地球を破壊させるハルマゲドンを望むというのなら別だが。
では一体何をするのか。なかなか大詰めになってきていると思う。
折からの米の一般人、というかいわゆる目覚めちゃった系統のオルタナティブメディアの人たちの中では、かつて見たこともないほどイスラエル懐疑派の人がいる。
これをまた、反ユダヤ主義が~とか主流メディアが書き、米議会がイスラエルを庇う法案を作ったりするから、さらに懐疑派が増える。
しかしながら、私が思うに、現在のユダヤ・イスラエルというトピックは、ありがちな、昔昔のロスチャイルドのストーリーから巨大な悪が世界をどうしたといった話ではなくて、まず、米政界に対するイスラエルロビーグループとでもいうべき集団についての調査研究が行われているといった感じがする。
これがどこに行きつくのかわからないけど、妄想の中で憎しみを掻き立てる系統ではない。主に米のリアリスト(軍事の人)とか元CIAの人たちがやってるように見える。
多分、イスラエルをいずれにしても軟着陸させるしかないのだとしたら(地球上から消してやるとか言う方針でないとしたら)、イスラエルの動き、つまりユダヤ人集団の歴史を米国流の歴史の中に入れる必要があるのだろうから、これは無駄な動きではないのではないのかもしれない。対象化してはじめて批判もできるというもの。
そうこう考えてくると、アフガニスタン撤兵を本当に出来るのか否かがまず重要で、それをさせるフレームワークも慎重にしていく必要があるのだと改めて思わされる。
ロシアと中国が利口だってのはホントに心強い。
アメリカのメディアは、アメリカ軍のシリア撤退後、ISが支配地奪還、再び勝利宣言とか言ってるしね。心配するな、テメーがいなけりゃ6688平和なんだよって汚い言葉で言ってやりたい。
その感じを持つ人が米大陸には結構いますね。
ベネズエラを一番攻撃しているのはアメリカだけど、一番一般人のベネズエラの達成を支援しているのもアメリカだと思う。よく見てる人が多い。
ウクライナの位置を知ってたアメリカ人は2割に満たないという衝撃的な結果があったけど、さすがにベネズエラの位置はだいたい知ってる(笑)。