DEEPLY JAPAN

古い話も今の話も、それでもやっぱり、ずっと日本!
Truly, honestly, DEEPLY JAPAN!

寒波被害のアメリカ、パリ協定を離脱する

2019-11-05 18:49:50 | アジア情勢複雑怪奇

トランプ政権が「パリ協定」から正式に離脱する手続きを開始したようだ。

先月のアメリカは、歴史的という形容が付くのも無理はないような寒波で各地で大雪、それによって穀倉地帯が打撃を受けている最中なので、ここで温暖化とか馬鹿くさいことはもうやめだ!というのは、アメリカ国民の多くには歓迎される。

今週末も寒い予測なのでタイミング的にはいい発表なんじゃなかろうか。

日本が台風で大騒ぎの頃、こんな感じだったわけですよ。

アメリカとカナダに10月としてはかつてない歴史的な寒波が到来中。「秋の氷点下」の地点が続出
投稿日:2019年10月11日

https://earthreview.net/record-lows-and-historic-snow-to-central-us-october/

 

黒点ゼロの日が続いてます!とかいう方がよっぽど重要な話題ではなかろうかとかねがね思っているが、主流メディアはあいもかわらず、温暖化CO2犯人説に執着して、太陽さんには興味がないらしい。

個人的に、黒点問題も無論だが、極点移動も謎すぎる、とか思えてこっちの方がはるかに不気味。総じて、原因はともあれ地球の磁場が弱るって話の方がずっと問題だろうとか思ってる。だから、石炭たくと地球が温暖化するとか無意味すぎてもうどうでもいいって感じ。

暑くなる方でも、磁場が弱ることによって太陽フレアをもろに受けやすくなるので場所によっては猛烈な暑さになる、だからその対策を、とかいう話だったらしてもいいんじゃないかという気がする。

もちろん、宇宙線→雲が多くなる→寒冷化という線は引き続き説得的だとも思ってる。

 

で、いずれの場合でも、エネルギーが安定的かつ豊富にあれば、寒冷でも極端な熱波が増える場合も、その国の住民の生活を安定的に保つことができる。

ということは、エネルギーは今よりもっと大事だ、って話になるんだろうなと考えると、どうしてヨーロッパ人が断固天然ガスの安定供給を確保しているのかの背景には、ひょっとしたらそういうリスクを見越しているのかしらと思わないでもない。

 

■ 天然ガス屋のロシア

で、ロシアとか中国といった、とうていCO2犯人説を信じているようには思われない国がなんでパリ協定に入っているのか。

中国は自分がターゲットにされてる協定だから中から見てようって話なのかなと思ってみたりもする。

ロシアはいくつかあって、これは乗っておいた方がロシアの利益にとって良いなと思ったから入ったんだと思う。

1つは、温暖化だ→北極海が解けてる→北極海を「みんな」で管理しよう、みたいな話にもってこられる迷惑を警戒して、中から見張っていたい。

ロシア最新鋭原子力砕氷船、サンクトで進水式

もう1つは、ドイツ世論を重視したのではなかろうか。もちろんフォーカスは天然ガスパイプライン。

環境派は石炭は憎むけど天然ガスは憎まないので、パイプラインってエネルギー効率がいいですからね、と反ロシアのプロパガンダの真っ最中であってもロシアがリーズナブルな存在として、むしろ穏やかに(笑)存在できる。ビジネス界と環境アクティビストが一致して賛成できる、考えようによっては珍しいパイプラインが事実完成した。

ノードストリーム、トルコストリームが作る欧州東部の未来

 

もう1つは国内の産業の可能性の振興でしょう。そもそも石油、天然ガス、原子力と万遍なくエネルギー資源を持っている国なのでほおっておくと他に手を出す気が出ない。

しかし土地が広いから太陽光、寒い地域だからエネルギー効率のいいガラス、サッシetc.とまだまだ「環境」とか「気候」を絡めて開発できる余地はあった。また、スマートグリッドのお勉強にもいい。というところで、新しい世界を、みたいな感じで産業のネタにしていった感じがする。事実そうなってる。このへんは中国も一緒だね。

 

■ コントロール欲

温暖化のネタって、最初から今まで一貫した理由づけで行われているってもんでもないんだろうと思う。金融屋が絡んだところから異常さが周知されていったものの、そのためだけに立ちあがったとも思えない。

ただ、一貫したものが一つあるとすれば、コントロール欲でしょう。

まだ電気の安定供給が難しいところに石油を使うな、石炭使うな、これやれあれやれと言うのはその国のエネルギーの流れ、インフラ整備をコントロールしようとしているということ。その様が異常に差別的だというのは以前から指摘されるところだが事態はそれを超えている。

そうであればこそ、アフリカ諸国が中露を歓迎するのは無理もない。

コントロールの主体を国連を通した恰好で「国際的」とか言ってるけど、主流メディアが代表する「X」が話を作ってそれを広めて、みんなを従わせようとする構造があることに気がつかないとでしょう。そして主流メディアが叩いたことで事実化させて、それをネタに世銀とかファンドとかが投資する、しないを左右する

 

つまり科学とか関係なしに、具体的に困ってる人がどうあれ、「温暖化です」と言わせることによって「X」の指示に従わせる。従わないやつは「異端」として排除するっつー、中世の(特に西欧の)キリスト教会みたいな作り。

オバマがよくやってた「法の支配」というのと似てる。具体的に何を示しているのかまったくわかんないがこれを「言わせる」。そして自分はexceptional(例外)な存在だから当然法の下に入ってないというオマケがつくんだが。

 

■ 関連記事

思うにこの10年。この期間というのは、世界的に、特にthe Westにとって、何か全く何一つポジティブな方向に行かない知的に退廃するばかりの10年だったよなぁとか思う。これはつまり、あの大きな金融危機から大金持ち軍団が立ち直るための時間で、その間一般人はただそのために消費されてましたみたいな感じだったんだろうか、など言ってみたい感じもあるかも。

温暖化詐欺の暴露から10年

暴露されてからの10年とは要するにオバマの時代。


 

コメント (4)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« ノードストリーム、トルコス... | トップ | ウクライナゲートを処理でき... »
最新の画像もっと見る

4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
スベンスマルクって (特命希望)
2019-11-05 20:04:03
これって調べれば調べるほど二酸化炭素排出より温室効果が強くなるというのは誤りだという証明ばかり出て来るんですけど。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B9%E3%83%99%E3%83%B3%E3%82%B9%E3%83%9E%E3%83%AB%E3%82%AF%E5%8A%B9%E6%9E%9C
あと、太陽の黒点やら太陽風なんてどうやって操作したらいいんですかね。まさか太陽を弄くるわけにもいかないでしょう?自分の手の届くところからやるのが王道ですよ。
返信する
チリ (セコイアの娘)
2019-11-06 04:37:45
私は、香港デモはこれ見よがしに報道するくせに、チリのデモを黙殺するメディアに大変不満です。
又、報道各社がデモの原因として「地下鉄運賃値上げ」とデモの意味を歪曲、矮小化する姿勢が、メディアとしてあるまじき行為だと思います。
生活が苦しくなければ、誰が、たかが地下鉄運賃ごときで、路上にくりだしますか。
背景にあるのは、新自由主義の失敗。地下鉄運賃値上げは、石油価格上昇、通貨下落が原因ではなく、炭素税負担が主な原因。COP25ホスト国のメンツ丸つぶれ。地球温暖化教の宣教師(メディア)にとっては大変不都合な事実。
http://agora-web.jp/archives/2042380.html
聞いてくれてありがとう。

返信する
Unknown (ローレライ)
2019-11-06 08:58:07
原発村のゴアが広めた、温暖化デマ!
返信する
アンデルセンの童話『裸の王様』の実写版 (宗純)
2019-11-06 14:32:46
この人為的CO2温暖化仮設ですが、我が日本国での小選挙区制導入とほぼ同じ時期なのです。
当時、金権選挙とかリクルート汚職で自民党政治が危機に陥っていて、
すべての国民は切実に政権交代や政治改革を願っていた。
それまでの常識では、比例代表制が一番政権交代が容易であり、
小選挙区なら、その逆に、第一党の自民党が1人勝ちして、政権が安定。政権交代が起きにくい程度は中学生でも全員が知っていたのです。
ところがですね。
何んと、共産党を除く政治家やマスコミとか有識者の全員が口を揃えて、『政権交代のために小選挙区制の導入』を言い出したのですから驚いた。
今までの普通の常識が180度、一夜にして引っくり返ったのですから無茶苦茶。
共産党の反対を『守旧派だ』と押し切って、「赤信号みんなで渡れば怖くない」と、挙国一致で小選挙区制が導入され、その後の政治の極限までの劣化は、みなさん全員ご存じとおりになる。

それにしても左翼護憲派の有識者とか政治家の誰一人、マスコミで『地球温暖化は嘘だ』と言わない不思議。
確かに温暖化は嘘だと人前で言ったトランプは、欧米マスコミから馬鹿だ嘘つきだヒトデナシだと罵詈雑言の嵐。
今朝の毎日新聞編集委員のコラム『大統領への科学的知見』では、2017年4月に米国の有力精神科医やら集まって、重篤な精神障害だと断定するとの恐ろしいことが起きているが、これは診察なしに診断することを戒めている精神医学会の倫理規定に違反していると、奥歯に物が挟まったような批判を行っているが、
アンデルセンの童話『裸の王様』の実写版で、世間から『大馬鹿者だ』と言われたくない。

あの不愉快な温暖化アスペルガー少女の出現に対して、誰一人もものが言えない。自分が世間から『馬鹿だ』と見られたくないのですすよ。自分自身の脳みその中身に対して、少しも自信が無いのでしょう。(アホかも知れないと密かに心配しているのか?)
その中で、トランプとプーチンだけが、他の全員が怖がって沈黙するなかで唯一怖気づかず言及したのは愉快である。
返信する

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

アジア情勢複雑怪奇」カテゴリの最新記事