日本では奇怪な政治サーカスが続いているけど、コロナの感染者数は今日付けではこんな感じのようだ。日本の死者数はまだカウントされてない。
圧倒的に中国本土で感染しているので、その他の国ではそれなりの対応といったところで多少落ち着いている感じがする。
中国の数がとても増えたのは、武漢に関してのみ新しい診断方法を導入したからのようだ。個別訪問して感染の他に疑いケースのカテゴリーを作って、みんな含めて隔離体制を広げた。
左の1369は死者数、次の5576は回復した人。この差はますます大きくなってきた。これは良い点。
そんな中、隣の中国さんともう1つ別の隣のロシアさんの間では、友情を確認するような言葉や物資が行き交っている。
今日は、ロシア外務省のザハロワ報道官がロシアは中国への連帯を中国語で語り掛けていた。
Zakharova: Russia is here with China during this hard time
ロシアはこの苦しい時にチャイナと共にあります。私たちは誠実な支援を中国に送ります。最後には成功することを祈ってます。
といった内容らしい。
まったくの素人耳だが、多分きれいな北京官話というやつなのではあるまいか?
ザハロワさんは外交官ファミリーで育ったので、子どもの頃に何年か北京にいたことがあるというのが知られているので、話せても不思議じゃない。
いろんなところに動画あったけど、上の動画は中国CCTBのもの。つまりテレビ放映されたんでしょうね。
ザハロワは一部アメリカ人の尊敬さえ買うほどガッツがある。美人なだけじゃない。
いろんなエピソードがあるけど、ウクライナ危機の頃、今よりまだ西側に希望を持っている人がロシア社会の中で幅をきかせていた頃に、テレビの討論番組でザハロワが見せたガッツの源のような体験を覚えている人も多いと思う。
Maria Zakharova about 90s in Russia
90年代に学生だった時、社会が混乱しまくってザハロワのようなそれなりに恵まれていた人たちもまた貧乏な境遇にあった(体制変更によって公務員、知識人はポジションを失った、とも言えるね)。その時大学の先生に食べ物を恵んでもらったことさえあった。私たちにはお金がなかったから、という、みんなが忘れたがっているような話をしてる。
そして、あの時の社会のカオスぶりをもう二度と繰り返してはいけない、絶対に繰り返してはいけないと、ものすごい熱意で語ってる。ロシアで支持のある人はこういう人だよね、やっぱり。
苦労を共にして、その時のことを単なる偶然みたいに処理しない人。私はラッキーだったけど、では終わらせない人。
ちなみに、この動画は大したビューがないけど、ザハロワのこの日の動画は前から何度も出てるので、このビューがすべてではないので一応念のため。(というかそもそもロシア語で知られてりゃ十分なところ、英語字幕を付けてまで誰かに知らせたいと思った人がいた、という状況)
■ 思いつき
ふと思うに、ザハロワは将来大統領候補となるのではあるまいか?
一般には、マリアはこれから国連大使になって、後に外務大臣になると予想されているわけだけど、しかし、外務大臣というテクニカルな職より、この能力はもっと多くの人に訴えられる能力だと思う。
状況次第ではあるけれども、その上中国で人気が出たりしたら、これはボーナス。
これまでの人材は主に西側で受け入れられていることがある種の暗黙の了解みたいなところがきっとあったと思うんだけど、これからは違うという象徴にさえなり得る。
アメリカは、黒人初の大統領の次に女性初を狙ったけどヒラリーは失敗し、こうなりゃ同性愛でどうだ、という方向で行っているけど、これも成功できないっしょ、多分。
ということで、相変わらずじじむさいアメをよそに、炎のマリアが来るかもしれない。
世の中変わっていく。