おとといとても楽しいニュースが出て来たのに、TASSが微妙なコメントを持ってきた。
これこれ。
TASSによれば、アメリカの情報機関当局者がTASSの質問に答えて、
「私たちの情報は、北朝鮮はエンジンを輸入に頼っていないことを示しており、私たちは北朝鮮はエンジンを自前で生産する能力を有していると判断している。
"We have intelligence to suggest that North Korea is not reliant on imports of engines. Instead, we judge they have the ability to produce the engines themselves," the official said.
と語ったそうだ。
North Korea has ability to make rocket engines on its own - US intelligence official
http://tass.com/world/960535
http://tass.com/world/960535
また、問題のウクライナのロケット生産企業Yuzhmashも、北朝鮮のミサイルプログラムとの関係を否定した、とある。
ただ、企業としてはそう言わないわけもないとしても、2012年に北朝鮮国民2人がYuzhmash 社でのスパイ行為で有罪になっており、誰かがエンジンのコピーをしたという可能性までは否定できない、と同社の設計部門の責任者は語っている、ともある。
と、このあたりのどこかに真相があるんじゃないですかね。もともと北朝鮮はソ連製のミサイルを持ってるソ連グループの人たちなんだから、いろんな交流ラインがあっても不思議じゃないし、その線で彼ら自身の技術力が(傍からみれば急激に)向上するという線もそう「あり得ない」ってことはないでしょう。
つかこのグループは、元ソ連の人(ロシア人とかウクライナ人とか)が現在イスラエル国籍になったりアメリカ、カナダ、イギリス国籍になっているケースが多数あるから、いろんな流れが考えられると思う。
とはいえNYTがあんな記事を書きだした理由は依然として謎。
北朝鮮問題の影にはロシアがいるのだ~とかいう話を作りたかったとかだろうか、と一応思う。が、そうならむしろ、ロシアが支援している!とか書いちゃえばいい。
が、そうはなってない。これは、ウクライナからスパイ行為を通して出ていたことがはっきりしているからこそ、先回りして、ロシア関与をにおわせた仕立てで記事を出して来た、ということだろうか。いわゆる一つのダメージコントロール。
その手段としてナチ残党を囲ってたってな恥部を認めるところからはじめてみようか、ってところ。
ttps://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170816-00000019-mai-int
ロシアをたたいて、トランプを引きずりおろす。
バッシング覚悟で言うけれど、怒りで荒れ狂う白人労働者にゴーホームと言って突き放せば、彼らはさらに先鋭化する。彼の怒りに正面から向かい合う姿勢が政治になければ、この国は内戦状態になる。レイシズムは、いとも安易な怒りのはけ口なのだ。その奥にあるものを直視しなくちゃいけない。日本のメディアは、反レイシズムと言っていてば安泰だと思っているのだろうか。