goo blog サービス終了のお知らせ 

DEEPLY JAPAN

古い話も今の話も、それでもやっぱり、ずっと日本!
Truly, honestly, DEEPLY JAPAN!

多分何かが一貫しておかしい、とまではわかる右派・左派問題

2015-02-05 05:30:06 | アジア情勢複雑怪奇

ちょっと忙しかったのと風邪気味なのでニュースを追うのが面倒になっていたけど、その間もなんだか妙な感じで推移しているなぁという感触は変わらず。

安倍政権の対応は常識的だったとか、世界中が賞賛しているとかいう声がある一方で、湯川さん、後藤さんとは結局どういう経緯であんなところを行ったのかから始まる謎に挑もうという方もある。私はどちらかといえば後者かもしれないけど、でも、安倍政権がやましいことを一貫して考えて一貫して作戦通りだ、みたいには思ってない。むしろ党内というか政界内でバトルやってんじゃないんかな、という感触。

昨年の総選挙というのがそもそもなんだったのか、というのもポイントかなと思って見たりもする。自民党的には体制を整えよう、振い落そうと思ったんじゃないのか、ってのが私の考え。このへんで書いた通り。で、それは自民党だけでなくおそらく現在のアメリカの政権もそうしてもらいたい、ってのもあったでしょ。

日本というよりジャパンになってる

 

■ 大方の人が描くよりもずっと国内バトルが激しいのが日本

でもそんなことよりもどんなことよりも、結局また日本というのは国内が割れるんだろうなぁとか思ってぐったりするものがある。

つまり人々は多くの場合、あの戦争とは何だったのかみたいな問いかけをして戦前を考えると称するけど、それはもう最終局面であって、問題は1920年代から30年代がぐじゃぐじゃだったというところにある。

でもって、その間も、そして最終局面に至ってもずっと国内の対立が、見えるところも見えないところも含めてずっと深刻だった。どれぐらい深刻かといえば、どうやっても破滅への道だろうと誰でもわかってる対米開戦さえ回避できないぐらいに深刻だったわけですね(笑・・・笑えないけど)。

■ ウチの右派は左翼だった

まとまらないし、まとめるつもりもなく書いてるけど、もう一つ気がついたのは、日本の右派は左翼だな、ということを改めて思った。去年から右翼、左翼の話は何度も書いてるけど、日本の右派は、保守派という名乗りをあげる右派、という存在のように一応規定してみたものの、そうじゃないんだ、そうじゃという思いがどうしても残った。日本の右派は左翼なんですよ。だって、親米一本槍なんだもの。

アメリカは国内には保守派、孤立派がいるけど、対外政策的には、自由と民主主義という旗をかかげて言うことを聞かない奴らを平定するという方針が基調なんだから、これって、伝統社会破壊主義者の言明なわけね。

現在のテロ問題も別に昨日今日はじまったわけではなくてムジャヒディーンからの長い話だと私は認識してるし、この目標はやっぱり中央アジア、中東を作り変えることでしょ。イスラム社会の変革とか狙ってるでしょう。

ということは、自分がアメリカ人でない人たちは、アメリカという存在に対して、左翼過激派が我々を平定させようといろいろ言っている、と反応する人たちが反左翼、そうだそうだ変えよう、というのがアメリカと同じ目線の左翼ってことになるわけですね。少なくとも理論的には。

であれば、ウチの右派はまるっきりの左翼だったんだな、と。思えば、そうであればこそ自民党はコラボレーターだと言われ続けているわけだしね。だけど、自民党はそうは言っても国内の責任政党なので多分に保守派的なものもあって、それじゃ困るってんで、過激派が出て来たってことなんでしょう。で、この過激派は本人のつもりは保守であり右派のタカ派なんだけど、よく考えるとあんたらボルシャビキじゃんか、になっていると。過去70年間一貫してバナーに書かれているのは自由だ民主主義だとかなんか綺麗な話なんだけど、やってることはといえば他人の国・領土によくテロリストまがいの人をけしかけたり、クーデター起こして政権奪取させたりしてきたのがアメリカという国。で、そこが好きなの、しびれる、憧れる~なのがウチの右派という人たち。

こっちはもう疑問の余地がないからいいんだけど、問題は一般に左翼といわれている人々でしょう。こっちがゴタマゼ。一つだけ分かるのは、一般に右翼だと言われている側の人たちの多くが、朝鮮、中国にシンパシーを抱く人たちを「左翼」と呼んでいるのが目につくけど、これって全然左右関係ないでしょ、ということ。単なる親中派、または親東アジア派であって、その意味においては長期的パースペクティブとしてはかなり保守的とさえいえるかもな、とも思う。

脱亜論というのは、考えようによっては、アジアを捨てて西側の国になりましょう宣言なんだから、近代主義に屈しました宣言でもあるわけだ。で、だからこそ戦時中福沢諭吉は不評だったわけでしょ。そういう言論を保守派が持ち上げるというのはやっぱり意味がわからん。(私は別に福沢諭吉が嫌いなわけではないですが)

政治が混乱しているというのは、やっぱり政治を仕切る言論がおかしいということが先にあるんだろうなとも思う。とはいえ、一体どこから考え直したらいいのかちょっとわからない。わからないけど、世界的な構造的変化の時に、その変化をよく分析しきれずに、古いスキームやら情実を持ちこしたおかげで、最終的に国民を騙す方向しか道がなくなっていったのが前回の仕様だったので、今回はもう少しマシにやれたらいいのにな我が日本、と思ってたけど今回もなんだかぐじゃぐじゃのままさ迷うことになりそうだ、という漠たる予感がしている。

インテリが育たない国ってのも痛かったなぁとも思う。


スターバックス オリガミドリップコーヒー 3種 各2個セット(合計6個)
AGF
AGF
スターバックス オリガミ パーソナルドリップ コーヒー ハウス ブレンド 24袋
Starbucks(スターバックス)
Starbucks(スターバックス)

 


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 欧州の夜明けは来るのか? | トップ | ウクライナ雑報(国ごとに考... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

サービス終了に伴い、10月1日にコメント投稿機能を終了させていただく予定です。
ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

アジア情勢複雑怪奇」カテゴリの最新記事