DEEPLY JAPAN

古い話も今の話も、それでもやっぱり、ずっと日本!
Truly, honestly, DEEPLY JAPAN!

トランプとプーチン、握手する@APEC

2017-11-11 01:29:16 | アジア情勢複雑怪奇

APECで、トランプとプーチンが握手した。これがニュースってどうなのよと思うけど。あはは。

 こっちのツィッターのリンクに動画がある。

https://twitter.com/9Joe9/status/928989378055233536/video/1

 

これを見ると、トランプが寄って行って、v---ery nice to see you again(また会えてうれしいですよぉーん)みたいな感じでプーチンの手を取った。

安倍ちゃんは、2列目左から4番目。トルドーに話しかけたりしてる。

 

米ロ間にはいろんな話題が山積みだし、外交的にはもうかつてないほど低調。しかも、アメリカのメディアは訳のわからないロシアゲートをやってるし、国務省は聞き分けのない女学生みたいなことをしてばっかりだし、NATOはバカみたいに戦争時の道路やインフラを整備するべきだのなんだとのやっている。ほとんど頭がおかしい人たちになってる。そういうわけなので到底良好な関係とはいえない。プーチンとトランプをなんとかして合わせたくない人はいっぱいいるんでしょう。

が、それでも多分、アジアに関心ていえば、非常に難しい北朝鮮の問題は進められていると思うわけですよ。トランプは日本、韓国、中国をまわったわけだし。その中で、米軍基地をわざわざまわったのは、このフォーメーションがなぜ成立しているのか、それは原初的には朝鮮戦争なのだというのを思い起こさせるためだった、ってことではなかろうか。

どうなるのか。

いずれにしても北との対話が必要になるんだろうけど、この二人の合意と決意は続いているというのが私の考え。

北朝鮮がああなったのは誰のせいなのよ by 中露

 

で、安倍ちゃんのアメリカと100%と同意というのは、もうおまかせしますという意味でしょう。

そして、今回の一連の動きで、これは非常に重要。

文大統領「日本は同盟でない」 9月の韓米日首脳会談で

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20171105-00000010-yonh-kr

文大統領が日本との同盟関係について明確に線引きをしたのは、韓米日3カ国の安全保障の協力が軍事同盟に発展することは受け入れられないとの立場を強調するためとみられる。文大統領は3日、シンガポールメディアとのインタビューでも、北朝鮮の核・ミサイルを巡る韓米日の連携について、「軍事同盟の水準にまで発展することは望ましくない」との見解を示した。

 

トランプが韓国で演説してたけど、話してる中味に詳しいような内容の演説じゃなく、通り一遍の薄っぺらい冷戦史観で北朝鮮をこき下ろしていて、極東情勢を気にしているアメリカ人を不安がらせていた。でも、別の見方をすれば、それがこの地におけるアメリカだというのを示したとも言えるかもしれない。しかしその一方で、とにかく戦後韓国は経済的に豊かになった、凄い成長、凄い達成だと持ち上げに持ちあげていたのは、北に見せてやれ、あの独裁者の腐れ国家にぃ、という意味でもあり、しかし、別に切れるわけではない、お前ら俺らのおかげで金持ちの国になったんだから、どういう成り行きになろうとも商売しようぜ、みたいな感じかもしれない。

 

プーチンがなにくれとなく安倍ちゃんを気遣っていると思えるのは、どうあれ日本にとって結構なインパクトのあることになるであろう南北問題を迎えるにあたっての、ある種の慰め役なのかという気もする。

でもそうすると、向こうっ気の強い、考えずに反発して盛り上がっちゃう傾向さえある、なかなか扱いの難しい日本のプライドを傷つけるから、そうならないようにいろいろ気をつかいながら信頼関係を作ることが重要なのだと何度も何度も言って来た。この意味は必ずしも日露だけでなく、地域のという意味も含まれているということ。

しかしそういう太陽作戦・理性的アプローチが全くきかない日本。ついに、お前な~的なトランプが来たという恰好ではなかろうか。

 

いずれにしても、問題は北朝鮮だし、今日明日には何もないだろうけど、でも、心を整えておく必要がありそうだわ。

 

■ 参考記事

ベトナムAPECを前に戦後の極東を振り返ってみる

 


 


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« TPP:カナダは大筋合意してない | トップ | 2017年APEC首脳の記念写真 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

アジア情勢複雑怪奇」カテゴリの最新記事