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マイダンの狙撃犯についてのグルジア人の証言

2017-12-13 19:48:35 | アジア情勢複雑怪奇

2014年2月のキエフのクーデター事件については、当初からスパイナーの一団が入り込んでいると言われていたし、証言している人たちもいた。その他、広場での抗議のデモに駆り出された人たちに日当が出ていたことも当初から語られている。

そうそう、こんな感じだったなぁと思い出す。RTの記者の人たちがビルの中にいると外から発砲されたりもしてた。普通に市街戦だったと言っていいんでしょう。毎日こんな様子を見ていた人にとって、これを語らずにウクライナを語るわけいかんでしょう。これを中継しつつ、毎日ほんとに命がけで取材して報道していたRTは、まったく立派だった。そして、立派だったからこそ、アメリカに嫌われ、狙われている。それはむしろ勲章だ。

 

この事件は、外からの影響(金、組織)によって行われたことはもはや隠しようがないのだが、これ恥知らずなことに、西側メディアは、そこをすっとばして、ロシアがクリミアを併合した事件とだけ書く。

まぁここだけ見ても、デモクラッツがなんで今日のようにカッコ悪い人たちになっているかがわかる部分もある。シリアやリビアだけじゃない。クーデターをしつらえて、他国を乗っ取ったのは紛れもなくオバマ政権だから。ヌーランドがどうであれ、防ぎようがあったとすればオバマなのだが、オバマはむしろ、ロシア攻撃に参画していった。情けない、無慈悲で不埒な大統領だった。

と、それはともかく、ウクライナの112.Ukrainaというチャンネル(テレビなの?)で、グルジア人の弁護士が、自分のクライアント2人の元傭兵としての証言を語った。

KIEV, December 13. /TASS/. Fire at protesters on Kiev’s Independence Square, also known as the Maidan, was delivered in winter 2014 by the mercenaries who had arrived in Kiev for the purpose of organizing disorders, lawyer Alexander Goroshinsky told 112.Ukraina channel on Tuesday.

http://tass.com/world/980614

Alexander Revazishvili と Koba Nergadzeという2人の証人は、グルジアの裁判所で証言する約束を取り付け、裁判所に審査を申し立てたということのようだ。

証人たちの証言は、

  • 武器とカートリッジを受け取ったグループをこの目で目撃しており、そのグループが後に、音楽学校の建物から発砲する。
  • ホテルウクライナの屋上のスナイパーを目撃しており、その人物を個人的に知っている。
  • 彼らはその組織とクライアントを知っており、名を明らかにする用意がある。
  • 傭兵は各人5000ドルもらった。

といったところらしい。

2014年のこの衝突では、100名以上の人がなくなっており、そのうち9人は法執行当局者(つまり警察とか治安部隊とか)。また、そこに至るまで11月から揉めていたので、その間にも暴力は発生したので、その警備にあたった警察と治安部隊の1000人程度が負傷していた。

しかし、現在のキエフ当局はこれを調査していない。

まぁ、革命政権だから自分たちの過去を暴くようなことはしないだろうが、ウクライナ国民が納得しなければいずれ時間とともに明らかにせざるを得ない時が来るでしょう。

また、今回のグルジア人がどういう人たちなのか知らないけど、自分たちの故郷にずっと住むということであれば、こういうことをしてそのままで済むことはない、ってのもこうやって自白する人が出てくる条件だわなって感じ。

 


 


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2 コメント

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『グルジア傭兵の犯罪自白』 (ローレライ)
2017-12-14 06:30:52
『グルジア本国の親ロシア化』の影響で『グルジア傭兵の犯罪自白』が出て来た。『日本兵の南京虐殺自白』も『日本政府の親中転換の必要』と言う事。
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軍事教練 (И.Симомура)
2017-12-14 19:25:41
狙撃というタイトルで思い出します.旧レニングラードの陸幼地下射撃場で,バクー出身の射撃教官から拳銃と狙撃銃の射撃教習を受けました.内外各種の拳銃それに狙撃銃はドラグノフでした.動機が真面目なものであれば,射撃は小学生から許されていたように思います.日本人には稀な体験ですね.今はどうなっているのでしょう.射撃場は外国人にも開放されているのかな.旧ワルシャワ条約機構加盟国で暮らし始め,娘が高校二年生になったとき,学校の正課として軍事教練が始まりました.やはりロシアと同様に,拳銃と小銃操典を教わり射撃教習を受けるのです.卒業までに単位を満たし,予備役将校資格検定試験に合格すると,志願者は予備役仕官として兵籍に登録されます.ナチドイツが被占領国で中等以上の教育を受けた男子を探し出し,処刑したのは,彼らが予備士官として兵籍にあったからなのでしょう.逆に言えば,それほど恐れられるまでに,高校(当時は中等学校)での軍事教練は徹底していたということです.
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