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エプスタイン事件 (1)

2019-07-16 10:56:05 | 太平洋情勢乱雑怪奇

何と呼んだら適切なのかわからない、欲の塊が大挙して欲の塊らしい行動をしていたエプスタイン事件が今月始めからアメリカをにぎわわせている。

エプスタイン被告の保釈聴聞会が15日、再開した。同被告は8日、2002~05年にニューヨークとフロリダ州パームビーチで未成年に性的虐待をしていた容疑でニューヨーク南地区の連邦地検に起訴された。連邦地裁が公開した起訴状によると、14歳の少女を含む未成年女性に対する性的搾取の人身取引の罪に加え、同様の行為で共謀した罪も問われている。一方、エプスタイン被告は無罪を主張する。

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO47363570W9A710C1FF8000/

 

といってこれは新しい事件ではなくて10年ぐらい前に一回この人はほぼ同じ罪で捕まったが、司法取引で著しく軽い処遇で終わっていた。それが蒸し返された格好だけど、上で「に加え」を太字にしたくなったのは、同じ罪なら一事不再理で既に確定した罪を再度審理できなくなるが、もっと他にもあった、というか、今般のケースはもっとずっと深く掘るように見える。

というわけで、じゃあなんで10年前にやらんかったんやというわけで、この間当時この案件をフロリダ州で率いていたアコスタが首になった。

どこに波及するんだろうというのが当然ながら興味の焦点で、トランプ真理教の人たちはクリントン、クリントン、クリントン!というところに興味を覚えているようで、それはもちろん興味深々なのだが、もっと構造的に掘れる案件でしょう。

櫻井ジャーナルさんは「噂」と書かれているけど、いやもう、絶対、情報機関は関係するでしょう。あんな金持ちの裏街道ゴールデンルートみたいなところでうろうろしてる有名人、大金持ちの動向を見過ごすCIA、FBIってことはないのでこれらを含むアメリカの情報機関には、最低でも「見過ごした」疑惑はある。911と同じですね。

性犯罪で逮捕されたエプシュタインの背後に情報機関の噂

https://plaza.rakuten.co.jp/condor33/diary/201907140000/

7月6日に逮捕されたジェフリー・エプシュタインはビル・クリントンやドナルド・トランプといった有名人を友人に持つ金融業者で、元妻はギスレイン・マクスウェル。この女性の父親はイギリスのミラー・グループを率いていたロバート・マクスウェルだ。

そのギスレイン・マクスウェルは、左の写真の一番右のおばちゃん。この人がクリントンの娘の結婚式にもいるんだよ、という写真が出回ってた。

 

で、ロバート・マクスウェルは、アングロジューイッシュ、ユダヤ系イギリス人なんだが、元をただせばチェコからの移民のユダヤ人。そこからイギリスに行って一代でメディア王の一人となるものの、ルパート・マードックスに負けましたという人。wikiに項目があった。ロバート・マクスウェル

櫻井さんのまとめをお借りすると、

ロバートは1991年8月にCIAの工作資金8億ドル近くを持ってソ連へ入り、KGBの幹部へ渡したとされている。その工作とはソ連の体制転覆(ハンマー作戦)だったという。

 その4カ月前、1991年4月にタワーは搭乗していた近距離定期便がジョージア州ブランズウィック空港付近で墜落して死亡した。同じ年の11月にはマクスウェルの膨張した裸の死体がカナリア諸島沖で発見されている。ギスレインがアメリカへ渡るのはその直後だ。

https://plaza.rakuten.co.jp/condor33/diary/201907140000/

 

ということなので、まず前半生ではバリバリにイギリス案件として見るべきじゃないのって感じだし、マクスウェルが不審死を遂げた当たりをほぐすならば、アングロ・ユダヤ・アメリカ目いっぱいのネットワークって感じもありそう。

さらにいえば、これは冷戦崩壊ネタとして捉えることもできそうな気がするし、1917年の革命を不必要に乱暴にしていった米英の金持ちが使った奴らのことなのかな、などということもちらっと頭の隅に入れておいてもいいような気がする。つまり、1900年前後に大量にアメリカ、カナダに掻き集めた元ロシア帝国内のユダヤ系住民のこと。

エプスタインも、他の多くのアメリカのユダヤ系の移民がそうであるようにニューヨークのブルックリンで育った人のようだ。それ以上は今のところ私には不明。

ブルックリンといってもいささか広いわけで、ブライトンビーチ Brighton Beachという語が出たら、それはだいたい広義のロシアからやってきたユダヤ人と考えていいと思うが、そこまで書いてあるものはまだ発見できてない。

 


 


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1 コメント

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Unknown (私は黙らない 改め セコイアの娘)
2019-07-17 08:33:59
この事件最大限の関心を持って注目しています。
ロバートの不審死は、クリントン夫妻の周囲で多発した不審死を想起させます。タックスヘブンが事件の鍵でしょうが、イギリスがタックスヘブンを死守する裏の意図が透けて見えるようです。クリントンもトランプも義理の息子はユダヤ系。アメリカの人口のたった2%しかいないユダヤ系が大統領の義理の息子 偶然にしては奇異な気がする。
なぜ 今 この事件を蒸し返すのか その意図は。
こんな大きな事件 どうして日本のメディアは無視する?
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